スポーツ

ニュアンスたっぷりで、けれども短いひと言が

「『偶然だぞ』でちょっと遊んだ」というエントリーを書いたときに、「It's gonna happen」をなんと訳すのがいいのだろうと書いた。もう少し調べておけばよかったのだが、ちゃんとその由来がいくつかの記事で紹介されている。昨年秋にカブスが調子を上げてき…

野茂と社会保障番号の思い出

今朝の新聞で、野茂英雄がカンザスシティ・ロイヤルズでの3回目の登板を行った記事を読んだ。今度も過去2回同様、肝心な場面で失点を許し、はかばかしい結果を残すことができなかったことを新聞は伝えている。最初の渡米から10年以上。腰回りには年齢相応の…

「偶然だぞ」でちょっと遊んだ

シカゴ・カブスの開幕戦で、福留孝介を応援する「偶然だぞ」のプラカードが球場で揺れる映像をご覧になっただろうか? いったい何がどうしたのかとびっくりしたやらおかしいやら。いちおう、野球に興味のない方にも何の話をしているのかをお伝えしておくと、…

バスケットボールの夢

このところの運動不足には自分ながらひどいものがあると、少々体への悪影響が心配になるほどである。通勤の際に、行き帰り20分ずつを歩くだけ。仕事の際に外出する際に地下鉄を乗り降りし、ビルとビルの間を歩くだけ。体と心がつながっているからだろう、ど…

箱根駅伝観戦

昨年は自転車に乗って沿道まで箱根駅伝の選手たちを見に出かけてみたが、今年はその時間をブログ書きに使い観戦はテレビで。第2区の終着点であるここ戸塚にも選手たちが到着する時間帯になると例年のようにヘリコプターが現れて爆音をまき散らし、またあっと…

江川から大場までの距離

一昨晩、帰宅後にドラフトでソフトバンクの一位指名を受けた東洋大学の大場翔太投手が満面の笑みを浮かべてインタビューに応じ、王監督に挨拶をしている映像を見た。大場君の、うれしくって仕方がないといった笑顔を見ながら、30年で世の中がどんな風に変わ…

松坂は本当に「本領まだ」なのか

今日の朝日新聞スポーツ欄にメジャーリーグのポストシーズンでの日本選手の活躍を特集した記事が掲載されており、その中で松坂大輔に関して「V貢献の松坂、本領まだ」という見出しで総括が行われている。 シーズン同様、先発2、3番手として、まずまずの数字…

高校野球、松坂力投、夫人休日返上指令

高校野球に明け暮れる息子は、最近はテレビで見るプロのすごさを痛感し始めたようだ。先日も、日本のプロ野球の放送でアナウンサーが「サードゴロです」と気のない声で実況するのを掴まえて、思わずこんなことを口にしていた。「プロはサードに飛んだらそこ…

なぜ成果を上げる前に大金を要求するのか

メジャーリーグではプレイオフで2試合続けて結果を残せなかった松坂がとうとう非難の的になりそうな気配だ。ニューヨークに比べれば、ボストンのメディアは優しく、今まで大した批判がなかった方が不思議なぐらいだ。それにしても、松坂にせよ、両松井にせよ…

松井稼頭央の活躍

コロラド・ロッキーズがレギュラーシーズン終盤にありえない勝率でまさかのプレイオフ進出を果たしたのは嬉しかった。松井稼頭央がロッキーズでプレイしているからだ。西武ライオンズで活躍していた当時の松井はホークス・ファンであるところの僕にとっては…

「世界に一つだけの花」以降の世界で

二冊続けてナチスのプロパガンダ、広い意味での広告宣伝に関わる話を読んで、自然と連想に誘われたのは末の息子が始めた高校野球。ブログに書くには季節はずれの感はあるけれど。「甲子園に、恋をした」「夢の甲子園に向けて」 大会を主催する新聞社は、これ…

日曜の午前中

NHK衛星放送でロジャー・クレメンスが投げるのを見ながら、これを書いている。ニューヨークで野球シーズンを4回過ごしたが、球場に足を運んだのはヤンキースタジアムとシェイスアジアムに一回ずつだけだ。そのただ一度だけ見たヤンキース戦でクレメンスが投…

高校野球雑感

昨日、甲子園優勝校と県大会の3回戦を戦った息子が所属する高校の野球部は、二人が四球とエラーでランナーに出るのがやっとだった。仕事から帰って応援に行った家族に聞くと、相手チームのエースにみごとノーヒット・ノーランに切って取られ、今年の戦いが終…

日本の野球放送、アメリカの野球放送

NHKの大リーグ放送を見るときにはだいたい英語のサブチャンネルで見る。僕の英語力はたいしたことがないので、一生懸命に聴いても意味がくみ取れないところもある。不便は不便なのだが、そうしないとどうも大リーグを見ている感じが遠のいてしまうのだ。一つ…

褒める組織

井川がまたぱっとしないピッチングをしたようだ。ニューヨークのタブロイド紙の記事が棘のあるものになってきた。「伊良部がいい思い出に見える」という言い方があったそうで、まことに品がないが、高額の報酬を得てやってきた以上こうした嘲罵はニューヨー…

子どもで遊ぶ

昨日、会社に出かけてその日の内に処理しておいた方がよい仕事をやっつけた後、休みをもらって息子の高校野球の試合に駆けつけた。朝からふったりやんだりだった雨は試合開始後勢いを増す様子で、とても野球日和とは言えなかったが、球場は対戦する2校の子ど…

変化球で攻める

デビルレイズ戦に登板した松坂大輔が、8回無失点で10勝目を挙げたことが報じられている。昨晩帰宅後、ちらとニュース番組で岩村を三振に取る映像だけを見た。2戦ぐらい前からコントロールもボールの早さも格段によくなってきて、日本にいたときの松坂のイメ…

井川慶の直面している現実とアメリカのビジネスの厳しさ

週末の午前中、外出しないときはたいがいNHKの大リーグ放送をつけっぱなしにしている。今日はヤンキース対アスレチックスのゲームで、井川がマイナーから上がってきて初めての先発だった。3回ツーアウトまではランナーを一人も出さないピッチングだったのが…

岡島の成功に心躍る

松坂大輔が7回を無得点に抑え、1-0でレッドソックスがジャイアンツを破った16日のゲームは面白かった。松坂のピッチングは、相変わらず、いわゆる逆球が多かったが、ボンズを擁するジャイアンツ打線に点をやらなかったのは立派。それとともに、あるいはそれ…

硬球は危ない

昨日の午後は高校生1年生になる息子の野球部の練習試合を見に行ってきた。お互い夏の地区大会で1回戦を勝ち上がれるかどうかというレベルのチーム同士だが、それでも間近に見る本物の野球はテレビで寝っ転がりながら見るメジャー以上の迫力がある。1回戦ボー…

「学生野球の健全な発達」って何

生まれて初めて学生野球憲章なるものを読んでみた。もちろん、例の特待生問題のおかげである。周知の通り、高校野球連盟は学生野球憲章第13条への違反を理由に特待生制度を適用していた学校の処分を行ったわけだが、いったいこの野球憲章とははいかなるもの…

特待生の子はなぜ処分をされねばならないのか

昨日夜のニュースをつけたら高校野球の特待生制度問題がトップニュースだった。テレビ朝日の報道ステーションでもそうだった。学生野球憲章の第13条なるものがあり、そこには学生は野球をやる代償として金品を得てはならないと定めてあるそうな。特待生とい…

終わった後で

スポーツ選手の寿命は短くて、中日の山本昌弘や横浜に行った工藤のように40歳代でもほとんど衰えを知らぬ剛の者も希にはいるが、選ばれし彼らがグランドで輝いている時間は、通例は犬の一生よりも短い。野球はそれでもまだ寿命が長い方だろう。Jリーガーにな…

ラグビーの試合を見て野球のことなどを思う

昨日、我が家のそばにある明治学院大学横浜校舎の競技場が最新の人工芝にリニューアルされ、その記念として明治学院大学と明治大学のラグビーの試合が催された。明治の選手を間近で見ることが出来る機会もないと思い、少し覗いてきた。関東対抗戦グループ上…

第一球目は直球

松坂大輔がこの春、アメリカでの最初の登板となったボストン大学との練習試合で最初のバッターに、この日最初で最後のヒットを打たれた。明らかに直球待ちの一打は、振り遅れたのが幸いしてレフト線の二塁打になった。話題の松坂からヒットを打った大学生と…

松坂大輔が米国の記者たちとランチした記事に思う

松坂大輔がボストンの地元ニューイングランドの記者たちとランチを取りながらおしゃべりをした記事がいくつかウェブ上に掲載されている。岡島も一緒だが、添え物の扱いになるのは致し方ない。なんだかちょっと可哀想だけれど。 同地最大手の日刊紙ボストン・…

箱根駅伝の風景

我が家は箱根駅伝の第2区・第3区をつなぐ戸塚中継所に近い。初めて駅伝観戦に出向いた。“花の2区”の最終章の一こま。必死の選手達の鮮やかなユニホーム姿がくすんだ冬の路上に花のように映えていた。

日本百名山

高校時代山岳部で、20代までは暇を見つけては山に出かけていたのですが、子供が出来てからはめっきり。最近は年に1,2度近くの丹沢山塊に日帰りで出かけるだけの元“山屋”ですが、ときどき無性に“ああ、山に登りたい”と突発的な欲望が頭をもたげることがあり…

オシム賛

オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える作者: 木村元彦出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2005/12/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 90回この商品を含むブログ (395件) を見る ここ数年、テレビ中継でジェフユナイテッド千葉…

筋書きを作る力と真実を語る言葉

昨日、文章の最後に「亀田興毅」とひとこと書いたら、それを目印にけっこうな人数の方々にここに来ていただいた。こういうときに検索エンジンを通り道にした情報発信の新しさ、面白さを実感する。もっとも来た人は十人中十人が期待したような情報がなくてが…