2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ユベール・スダーン指揮東京交響楽団のベルリオーズ『ファウストの劫罰』

今日は東京交響楽団の創立70周年記念演奏会と銘打たれた『ファウストの劫罰』をミューザ川崎で聴いてきた。指揮は3年前まで音楽監督をだったユベール・スダーン。『ファウストの劫罰』はオケに独唱、合唱が加わる大曲で、なかなか生で聴く機会がない。曲の最…

ポール・ホフマン著『ウィーン 栄光・黄昏・亡命』

訳者のあとがきによると、本書の著者であるポール・ホフマン(1912-2008)はニューヨーク・タイムズに勤めたアメリカ人のジャーナリストで、数多くのノンフィクション作品を残している人物だが、そもそもの生まれはウィーン。本書は一人のジャーナリストが故…

サーリアホの「トランス」、「オリオン」

火曜日にサントリーホールでカイヤ・サーリアホのオーケストラ作品を聴いてきた。サントリー音楽財団が毎年この時期に開催している現代音楽の催し「サマーフェスティバル」の一環として開催され、オーケストラは東京交響楽団だった。最近、短期的な記憶がま…