2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
週末は子供の部活動観戦で過ごしました。当初の計画通りならば、2回目の「シュンポシオン横浜」を開催していたはずの週末でした。参加を予定していた皆さん、運営に協力を申し出て頂いた皆さんには、あらためてお詫びを申し上げます。今は、春先にやるか、そ…
奥付を見ると田口ランディの『モザイク』は2001年に出た小説だから、それから8年が経っている。遅れてきた読書の記録は、相手が古典的名作でもない限り、やはりどこか間の抜けていて、個人のブログぐらいでしか扱う媒体はないなと思ってしまう。この感情はど…
『つながる脳』が自然科学部門を受賞した今年の毎日出版文化賞授賞式に出席してきた。会場では著者に初めて挨拶をすることができた。文学・芸術部門を受賞した村上春樹さんは欠席だったが、特別賞受賞の山崎豊子さんは車椅子で会場にいらしていた。http://ma…
どうしてみんなtwitterで情報発信をすることを「つぶやく」と表現するのだろう。あれはサービスの名称に即して言えば、「さえずる」「ぺちゃくちゃしゃべる」であるはずで、二つの言葉のイメージには大きな乖離がある。あのサービスを考えたアメリカの人たち…
しばしばというべきか、ときどきというべきか分からないが、ここでは音楽を体験した話を書いている。コンサートを聴いたり、CDを聴いたりした感想文である。そうした話を書く際、好き・嫌いの吐露を超えて何かにつながる感覚が表現できないのは、見えてい…
先日、11月30日(月)に開催すると宣言した「ただの飲み会@目黒」ですが、参加者の都合により(正確には主催者のいい加減な企画のせいで)、12月1日(火)に日程を変更をさせて頂きます。場所は、目黒の「BLACK LION」。夕刻、ぶらっときて、おしゃべりをし…
この一週間、事業仕分けなるものの映像がニュースのたびに流れていたが、あれはその趣旨は別にして、見ていて気持ちのいいものではなかった。会社員をやっていれば、ほとんどの者が知っていることだと思うが、正しくない部分を指摘するのは新しい何かを提示…
先日、会員の友人のピンチヒッターで新日本フィルの演奏会を訪れた。昨年の小澤征爾によるブルックナーの1番以来のオーケストラコンサートである。曲目はシベリウスの『トゥオネラの白鳥』、リンドベルイのクラリネット協奏曲、ブラームスのセレナード第1番…
読んで字のごとし。ブログで知り合った皆さんとビールを片手に楽しくおしゃべりをしましょうというだけの集まりです。日取りは12月1日(火)(11月30日(月))。前回が9月2日でしたから、からおよそ3カ月ぶりの開催となりますが、時間をつくれそうな方はぜ…
上野の国立西洋美術館で開催されている「ローマ未来の原風景byHASHI」を見に行く。ニューヨークで活躍するHASHIこと写真家の橋村奉臣さんが行っている個展で、この展覧会は国立西洋美術館の開館50周年事業の一環に位置づけられている。個展のテーマはローマ…
二番煎じのような企画ばかり持ってくる者がいると、彼は差別化ということに対してどう考えているんだろうと不安になる。差別という言葉はよろしくないと差異化という訳語を好む人も多いが、御存知のとおり、もともとdifferenciationという英語に訳語をどう当…
先週末の日曜日、新宿の中古CD屋に入ったら、モーツァルトの交響曲第40番の終楽章が鳴っていた。とてもいい。均整がとれていて、ケアが行き届いた筋肉がきびきびと動くのを見るような演奏。録音がいいから最近の演奏に違いない。誰の演奏だろうとカウンター…
神保町の三省堂一階の新刊本売り場に、ポール・オースターの『ガラスの街』ハードカバー版が幾段にもなって並んでいた。どうしたのかと帯に眼を這わせると、柴田元幸による新訳版が出たのだった。黒字の表紙のど真ん中に太い帯を入れるような具合に、ダイヤ…
朝一番でうれしいニュースをお知らせできることになりました。このブログでも取り上げた藤井直敬著『つながる脳』が今年の第63回毎日出版文化賞で自然科学部門を受賞しました。同賞4部門のうち、文学・芸術部門で選ばれた村上春樹さんの『1Q84』と一緒…
昨日のエントリーにYouTubeから貼り付けたモンポウ自身の『歌と踊り』を聴きながら、ビールを飲んでいるところ。いや、ビールを飲みながら、モンポウを聴いているのかな(酔っぱらいモード)。このルバートたまりませんね。音楽の時間が実に自然と伸び縮みし…
ドビュッシーがいなければ、他の様々な作曲家のそれとともにモンポウの音楽もなかったのだなと思う。昨日は、そんなことをふと考えてドビュッシーの名前を出したが、書きたかったのは、フェデリコ・モンポウのこと。その昨日のコメント欄でid:Emmausさんがモ…