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読売・吉野作造賞!

ちょっとご報告させて頂きます。勤め先で作った本が第12回読売・吉野作造賞を受賞しました。上山隆大著『アカデミック・キャピタリズムを超えて―アメリカの大学と科学研究の現在』です。http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011061000088 読売・吉野作造賞…

初書評!

原書を紹介していただき、その御礼に献本をさせていただいた坂東さんが『ブログ誕生』の書評を書いてくれた。書評一番乗り! 坂東さんは『ブログ誕生』とご自身の「ブログ再開」を重ねあわせて一文をしたためてくれた。理屈なしにうれしい。 ■献本御礼「ブロ…

『ブログ誕生』 ブロガーが作ったブログの本

発端は板東慶太さん(id:keitabando)のメールだった。面白そうな本があるという。アメリカのジャーナリストが書いたノンフィクションで、ブログが米国で開発され、普及していく様子を描いた一冊らしい。すぐ取り寄せて読み始めた。前書きと第1章を読んだと…

『〈反〉知的独占』無料pdf版を御覧いただけます

以前、池田信夫さんがブログで紹介をしていた知的財産権に関する経済学書『Against Intellectual Monopoly』の邦訳書が私の勤め先から来月刊行されます。 ■知的独占に反対する(『池田信夫 blog(旧館)』2008年7月18日) 刊行に先立って最初の40ページをpdf…

名和小太郎著『著作権2.0』

勤め先で一月ほど前に出した本で、とくに話題にもなっていないが、これはビジネス書としてすばらしい一冊。ITビジネスにかかわる多くの方にお勧めしたい。現在、国際的な著作権のあり方を基礎付けている国際条約であるベルヌ条約が、その制定当時に存在した…

美崎薫さんの講演、美崎薫さんの書籍

「ライフインテリジェンスとオフィス情報システム研究会(LOIS)」という団体が主催するライフログ関連のワークセッションがあり、私にとっての「ブログの仲間」である「記憶する住宅」の美崎薫さんがひさしぶりに講演をなさいます。どんな内容になるのか知…

『つながる脳』が毎日出版文化賞を受賞

朝一番でうれしいニュースをお知らせできることになりました。このブログでも取り上げた藤井直敬著『つながる脳』が今年の第63回毎日出版文化賞で自然科学部門を受賞しました。同賞4部門のうち、文学・芸術部門で選ばれた村上春樹さんの『1Q84』と一緒…

山岸俊男・吉開範章著『ネット評判社会』

日本は、共同体の掟で守られることによって個人の安全を確保しようとする「安心社会」、西洋は個人同士のつながりを積み重ねて自らの安全を構築しようとする「信頼社会」。「他人を信頼するか」というアンケートをとると、日本とアメリカとでは、答えに決定…

野良猫の本の話

野良猫の本を読んだ。自分の勤め先でつくった本だが、企画されたのは僕がいまの職場に勤めるかなり前のことで、どんな内容の本なのかまるで知らなかった。薄い本だし、軽いエッセイだろうと思っていた。しかし、読んでみると、これがなかなか読み応えがある…

R.カーソン著『46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生』

このノンフィクションの主人公、マイク・メイは、46歳のアメリカ人ビジネスマン。二人の息子の父親にして、シリコンバレーでGPSを活用した盲人向けの誘導システムを個人や公共組織に売り込む会社を経営している。若い頃から動き回るのが大好きで何にでもチャ…

選択肢はたくさん、結論はひとつ

久しぶりに美崎薫さんに会う。美崎さんとは、最近、『1Q84』の読後感をメールでやりとりし、盛り上がっていたのである。新宿で会って話を聞くと、最近はご自身でものすごい数のアプリケーションを作り続けながら、意識の問題を考えているという。そんなわ…

「意識って何だろう」と星を見上げながらふと考える人のための本

会社で出している本を手にとって読んでみると、「これはいい本だな」と思うものは、そこそこ売れている。自社の本の売れ行きが、今の僕にとっては大衆という言葉を形にしたものとして存在している。目に見えず、どのような形をしているのか分からず、実態と…

藤井直敬著『つながる脳』

今日は、「です・ます」調を用い、少し遠慮がちに、自分の会社でつくられた本の話をしようと思います。「だ・である」でいくかと思えば、突然「です・ます」と、まあいい加減なブログです。それで誰も文句を言わないところが、なんでもありなブログのいいと…

『失われた場を探して』補記

昨日紹介した『失われた場を探して―ロストジェネレーションの社会学』について、もう少しだけ補足をしておきたいと思いました。 この社会学者が書いた一般書、あるいは一般人にも読みやすく書かれた研究書を一読してよい読書をしたときの満足感を得た私でし…

『失われた場を探して』

先日、『アーキテクチャの生態系』を紹介したばかりですが、再び私の職場から世に出た書籍をご紹介させて頂きます。メアリー・C・ブリントン著『失われた場を探して―ロストジェネレーションの社会学』がそれです。『アーキテクチャの生態系』について、この…

『失われた場を探して』トークセッション開催のお知らせ

明日12月3日(水)の開催なのですが、本日ご紹介しました『失われた場を探して―ロストジェネレーションの社会学』をめぐるトークショーが青山ブックセンターで行われます。著者のハーバード大学ライシャワー日本研究所教授メアリー・C・ブリントンさんと東…

『アーキテクチャの生態系』

今年の初めから出版社に勤め始め、最初は企業相手の商売をする部署にいたのですが、夏に一般書籍の部門に移りました。生まれて初めて仕事で本に囲まれる生活は、ある意味で天国のようで、しかし忌野清志郎が唄うように「いいことばかりはありゃしない♪」が本…