2005-01-01から1年間の記事一覧

斎場御嶽(せーふぁうたき)に行く

一泊二日で生まれて初めて沖縄の地を踏む。夏の終わりを思い出させる気温で、上着を羽織っていると汗が滲んでうっとうしい。仕事の翌日に斎場御嶽(せーふぁうたき)という世界遺産に指定された聖地を見学。「沖縄で最高の聖地」という謳い文句がつく場所で…

紀宮様の結婚式

家に帰ると、子供達が「今日は一日中、テレビはこれしかやってない」とふてくされている。ティーンエイジャーの男の子にとって、皇族の結婚など馬耳東風の世界である。それにしても、日本の皇族ってサイケだよね。新式の結婚式に洋装で出席したり、お見送り…

「東海道五十三次」の元絵は司馬江漢?

■広重「東海道五十三次」の秘密―新発見、その元絵は司馬江漢だったかの有名な安藤広重の「東海道五十三次」には元絵が存在し、その作者は司馬江漢だったというお話。著者は美術館の学芸員さんで、どこまで信じていいのかはこの本からだけではよく分からない…

画狂老人卍

国立博物館で開催中の「葛飾北斎展」を見学。北斎は雅号を何度も変えており、最後は八十になって付けた「画狂老人卍(がきょうろうじん まんじ)」だそうな。思わず絵の中のその文字に目が引きつけられる。「がきょうろうじん まんじ」だよ。すげえ。

 クワガタの朝

夏の土曜日の朝、ベランダで雌のクワガタがひっくり返って足をばたつかせていた。横浜の街中でクワガタを見るなんぞはいつぶりか。虫取りなどに全く縁がない中学生の息子が「それ何?、カブトムシ?」などとのたまう。自分たちが子供の頃はよく林の中に捕ま…

 36度の6月

梅雨のさなかの6月に、雨の代わりにありすぎるほどの日の光にあぶられて外出するのは粋じゃない。数分歩けば汗にまみれて、だるさが足にまとわりつく。これでは7月思いやられる。8月思いやられる。いっそう街毎クーラーかけて、都会の機能は冷房ですと言って…

 新しい月曜日

感覚、直感、気分、気持ち。情緒が意識を振り回す。

 黴びる

水の柱が地面に突き刺さるような起きがけの雨。家を出てバス停に着く間に足もとはぐっしょり。午前中に雨は上がるが、湿度が身にまとわりつく。 体の表面が汗とともにかびてくる気配がある。

 戸塚区陸上競技大会

区の陸上競技大会で三ツ沢競技場へ。 次男は、隣で走った県大会出場選手を破り、この組1位、戸塚区2位の好成績を上げる。12秒46のタイムも公式記録としては自己ベストだ。 100メートル走の応援はあっけない。素人には目にとまらないうちにゲームは進行し、終…

倉橋由美子逝く

倉橋由美子さんが亡くなる。あの無色透明の文体で綴られたエッセイの中でご本人が体調不良をほのめかしていたから、驚きはなかったが、もう少し書いて欲しかった。開高健に続き、また愛読する作家がこの世から去ってしまった。

 頂き物のビワを食べながら

1階にお住まいのNさんから一抱えのビワを頂く。都会の集合住宅の一室で、はっとするほどジューシーなビワの実がなるなんて思いもよらなかった。それだけのことかもれいないが、「やる気になれば何でも出来る」ことの例えのような気がしてきた。やる気になっ…

たかが梅雨空、されど梅雨空

雲が主役の季節には、光の思いがけない自己主張に不意を打たれる楽しみもある。この夕日の輝きをみすみす見逃したら、損をしたと歯ぎしりすべきだ。

 梅雨入り

関東地方が北部九州とともに梅雨に入る。傘を持つべきか、持たざるべきか、自転車を使うべきか、歩くべきか。曇り空とテレビの天気予報を見比べながら優柔不断の身にとってしばし思案の日々が続く。

ワールドカップ

日本の3大会連続ワールドカップ本大会出場が決まる。初めてワールドカップを知ったのは82年スペイン大会だった。当時、ドイツの田舎町にある語学学校で、休み時間にテレビで流れる試合中継を欧州や南米の各地から来る同級生と観る一月を過ごした当時を思い出…

 悪夢

電車に乗っている自分は、この世からおさらばするために薬を飲んだ直後であるという状況から夢の内容を反芻することが出来る。夢の中の私は、今から数時間後に効き目が全身に回り、意識はなくなる定めにある。電車を降りた私はどこかのスポーツグッズ売り場…

 夏みかん

故郷から荷物が届く。能古島産の夏みかんはきれいな黄金色の山。