2013-01-01から1年間の記事一覧

皆様、よいお年を

今年はどんな年だったか。365日分、誰にとっても嬉しいこと、悲しいこと、色々なことがあったはずです。私自身にもいいこと、そうではないことが山のようにありましたが、一つだけ挙げると、生物としての劣化がますます進んだことを感じる年でした。ここ数か…

スダーン指揮東京交響楽団のブルックナー交響曲第4番

一週間前にユベール・スダーン指揮東京交響楽団でシベリウスのバイオリン協奏曲とブルックナーの交響曲第4番を聴いた。場所はミューザ川崎シンフォニーホール(11月3日)。コンサートホールの話から切り出すのは音楽会の話題としてどうなんだろうという気が…

山口果林著『安部公房とわたし』

丸善本店の文芸書コーナーで目立つ場所に平積みになっており、軽めの読みやすい本を手に取りたい気持ちと複数の新聞書評が出ていた事実と、当然オモチロイことが書かれているに違いないという覗き見趣味的好奇心に背中を押され、タイトルを見て手にとったと…

飯森範親指揮山形交響楽団のブルックナー交響曲第1番

前日のブラームスで抱え込んだ、なんとももどかしい気持ちを解消してくれた演奏会。ブルックナーの1番が演奏会で取り上げられること自体が比較的珍しいのに、この日はさらに珍しいウィーン稿での演奏。ウィーン稿は最初の稿から四半世紀のち、8番を書いた直…

東京交響楽団でブラームスの交響曲第4番を聴く

昨日のエントリーの中で今日の東京交響楽団のコンサートの感想を書くと宣言してしまったので書き留めておくが、先回りして言ってしまうと、今日の演奏会に対する個人的な感想は残念ながらいまひとつだった。昨年、一昨年とブルックナーを何度か聴いてとても…

記憶力という以前に

先日のエントリーで記憶力の減退という話を書いてみた。コンサートで音楽を聴いても、それがどんな演奏だったかをすぐに忘れてしまう。今までに比べて忘れる速度が急速に上がっているという実感を述べてみた。ところが、ブログで文字にするとあらためてその…

劣化する記憶力について

またしばらくブログから遠ざかっていたが、この9月は3回の音楽会に行った。どれもそれぞれに楽しめた。素晴らしいコンサートだった。と書いておいて、困ったことに実際の演奏をよく覚えていない、ということが今日のトピック。例えば、カンブルランが振った…

一眼レフがイカれてしまった

台風一過の文字通り雲ひとつない空を写真に撮ろうとしたら、カメラのディスプレイにエラー表示が。電源を入れてみたり、落としたり。あれこれといじってみたが、シャッターが降りない。うんともすんとも。 しばらく一眼レフのない休日を過ごさなければならな…

電子書籍

リアルの世界ではしばしご無沙汰している美崎薫さんからメールが届いた。「どうもよのなかにある電子書籍リーダーが気に入らず、気に入らないので、自分で作りました」とあった。背表紙が見えたり、読んだページの上に書き込みをするように付箋をはったり、…

初めての水戸室内管弦楽団

昨晩、水戸室内管弦楽団の東京公演を聴いた(7月8日、サントリーホール)。冒頭、先ごろ亡くなったバイオリニストの潮田益子さんを偲んで当初のプログラムにはなかったモーツァルトのディベルティメント(K.136)の第2楽章が演奏された。通例にはないことだが…

飯森範親指揮山形交響楽団による「さくらんぼコンサート2013」

山形交響楽団による「さくらんぼコンサート2013 −アマデウスへの旅」と題するコンサートを聴いてきた。場所はタケミツホール(2013年6月27日)。楽しいという言葉がぴったりのコンサートだった。開演前の狭いロビーはミニ山形物産展の様相を呈していた。さく…

ハーディング指揮新日フィルのシューマン交響曲第3番

6月28日のサントリーホール。シベリウスの5番の交響曲、ヴィトマンの『トイフェル・アモール』という現代音楽の大曲のあと、この日のエンディングに演奏されたのはシューマンの3番『ライン』だった。20世紀の初頭に書かれたシベリウス、21世紀の初頭に書かれ…

ハーディングと新日フィルによるイェルク・ヴィトマンの『トイフェル・アモール』

ハーディングと新日フィルによる6月28日のコンサートでシベリウスとシューマンの交響曲にサンドイッチされて演奏されたのはイェルク・ヴィトマンの『トイフェル・アモール − シラーによる交響的頌歌』という昨年出来上がったばかりの大作。本邦初演である。…

ハーディング指揮新日フィルのシベリウス交響曲第5番

ダニエル・ハーディング指揮の新日本フィルハーモニー管弦楽団でシベリウスの交響曲第5番を聴いた(2013年6月28日、サントリーホール)。シベリウスの5番は何度か実演で聴き、ディスクで聴いたものを含めると様々な演奏を体験したが、ハーディングと新日の演…

久しぶりの連チャン音楽会

今日は音楽友達のKさんからチケットを譲って頂き、新日フィルのコンサートへ。2日続けて音楽会に出かけるのはいったいいつ以来かというぐらい久しぶり。体力が歳相応になくなっているので、ホールの椅子に座っているだけなのに「あぁ、疲れた」とため息が出…

さくらんぼコンサート2013

初めて聴いた山形交響楽団のコンサート、とても楽しかったですよ。橋本杏奈さんっていうクラリネット奏者知ってますか? 僕は初めて聴いたけど素晴らしかった。感想はまたあらためて。

ミューザ再開コンサートのブルックナー交響曲第9番

4月に聴いたミューザ川崎のリニューアルオープニング・コンサートを再びテレビで鑑賞中。うちのテレビだと、せいぜいメロディラインと高音あるいは強奏の楽器がキンキン聴こえるだけなので、ただでさえスッキリ・クッキリな演奏に残念ながら余韻のかけらもな…

まだ普通ではない普通の日常

やっとグリーン車を使わず立って通勤電車に乗ったり、駅まで歩いたり。まだ、こわごわの部分が残っているが、それでも以前の普通の日が戻ってくる。でも、まだ怖い。歩くのはスピードが出ないし、足に軽いしびれが来るし。4月に聴いた東京交響楽団のブルック…

腰痛からの帰還

腰を痛めてルーチンの日常生活から少々離脱しただけなのに、なかなか元に戻るのが容易ではないと感じるのは自分が気がつかいないうちに体が老いている証拠のようなものだろう。足を動かすと、左足に緩慢なしびれがやってくる。だから、椅子に座り続けるのは…

腰痛の記

2週間前に発症した腰痛が治らず、先々週は2日間、この一週間は月曜日を除いて4日間仕事を休む羽目になった。病気でこんなに休むのは生まれて初めてのこと。最初は鍼灸でお茶を濁していたのだが、こんなに痛いのだからヤバイ病気かもしれないと途中であわ…

雑感

焼酎で酔っぱらいの時間。ここしばらく、誰もが知っている大阪の政治家の言動が不愉快で仕方がない。AがBかと色分けを余儀なくされる状況に置かれれば、私は政治的には保守的ですと宣うのにやぶさかではない人間だが、とは言え、そんなふうに口にしてしまう…

テミルカーノフ指揮読響のショスタコーヴィチ、ドボルザーク

木曜日から腰を痛め、2日間続けて勤めを休む。2日も病休をとるのは自分自身でも珍しいこと。寝ても痛く、座っても痛い。立っているのがむしろ楽なのだが、とは言え、やはり立っているのはほんとに楽かと言うと、それも限界がある。腰の痛いのは厄介至極だ。…

「さよなら、フルビー君」

カール・フルビー著『アントン・ブルックナーの思い出』から、交響曲第9番と『テ・デウム』に関するくだりを見つけてそこだけ文字にしてみる。ブルックナーのお弟子さんだった著者が、ブルックナーから9番が完成しなかった時には『テ・デウム』を終楽章とし…

ブルックナーとドイツ文字

ちょうどひと月ほど前になるが、ブルックナーの交響曲第9番と『テ・デウム』を続けて演奏するコンサートを聴いた。その際に、9番とはまったく性格が異なる『テ・デウム』を未完成の第4楽章の代わりに演奏してほしいと言ったというブルックナーの心持ちに思い…

ホキ美術館探訪

連休後半の初日、千葉市は土気(とけ)にあるホキ美術館に遊びに行ってきた。ホキ美術館は開館後2年を経過したばかりというできたてホヤホヤの美術館である。医療用品の会社であるホギメディカルが資金を出しているのか、あるいは経営者が私財を投入している…

つながること、再び

ここしばらく、「消費のこと」に没頭していた。何をしていたか。我が家にあるCDを全部NASに入れていたのだ。いわゆるネットワークオーディオのユーザーに今年中になろうという魂胆なのである。リッピングは時間がかかる。毎日仕事から帰宅すると、せっせとCD…

ブログを書くと

このところクラシックの話しか書いておらず、クラシック音楽のブログになっちゃったような感じだが、それでもこうして時々書いているとブログの仲間から思いがけない連絡がひとつ、ふたつと入ってくる。やっぱり、そうしたやりとりがあるのはいいものだ。ブ…

横浜フィルハーモニー管弦楽団第69回定期演奏会

ゴールデンウィークの前半は家の用事を済ませたり、家族で食事に出たりとゆっくり過ごし、今日はアマオケ鑑賞。横浜フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聴きにみなとみらいホールに出かけてきた。今日座った席は前から7列目とかなり前の席。普段は安いチ…

ブルックナー交響曲第3番は実にマゼールに合った曲だと思う

ブルックナーを初めて聴いたのはマタチッチがN響を振ったライブのFM放送だった。1970年代半ばのことだ。聴いたのは交響曲第8番。モーツァルトやベートーヴェン、ブラームスが交響曲としか思っていない耳にはまるで前衛音楽に聴こえた。あとで考えると、その…

マゼールとミュンヘン・フィルの愉悦

マゼールは意識的に追いかけた音楽家ではないので、彼とミュンヘン・フィルがいつから一緒に仕事をしているのかはまったく知らない。音楽会当日のプログラムを買えばその辺りの事実関係については記述があったかもしれないが、外来演奏家のコンサートでお金…