2018-01-01から1年間の記事一覧

習い事の価値

私が敬愛する小説家の開高健は、おそらく運動不足や不養生に端を発するものであったろう体の不調に対処するために、50歳を過ぎてから週に2日の水泳を始めた。晩年の彼は、数々のエッセイで、様々な変奏を行うようにその「五十の手習い」に触れている。開高の…

生れてはじめての習い事

もう5か月もブログを書いていないということに気がついた。しばらくご無沙汰していたけれど、そんなに長くほったらかしにしていたとは思わなかった。 この間、何をしていたのかというと、自由になる時間を使ってフルートを吹いていた。ほぼ40年ぶりのことだ…

大将が腹を切れと言えば、切れなければならない社会はなくならなくてはならない

米式蹴球の世界が俄然賑やかになっている。信じられないことにテレビのトップニュースだ。かれこれ12年間も選手を続けている我らが蹴球家によると、件の紅組大将が「イカれている」のは、業界では周知の事実だそうで、今回の出来事は「さもなりなん」を超え…

ボチボチでんな

またまた大谷翔平選手に関連した記事の話になるのだが、こんなのがあった。 ■大谷翔平、左腕から初Hは先制適時打 エンゼルスは控えめ?称賛“ボチボチでんな”(2018年4月12日、THE ANSWER編集部) https://the-ans.jp/news/21634/ 4月12日のエンジェルスの公…

また大谷さんの話で恐縮ですが

また、大谷翔平選手の記事の話になるが、昨日のこの記事はよかったな。 ■豊浦彰太郎『酷評から絶賛へ 米メディアの大谷翔平報道「手のひら返し」をどう解釈すべきか』(yahoo!Japanニュース 2018年4月10日(https://news.yahoo.co.jp/byline/toyorashotaro/20…

日本のスポーツ記事の見出しを見て思ったこと

大谷翔平選手の活躍が大いに話題になっている。今もNHKが夜10時のニュース番組『クローズアップ現代』の枠で大谷選手を取り上げていたのを見たばかり。アメリカの新聞記事電子版を見ても大谷のニュースはここかしかにあり、日本人選手への注目の度合いとして…

Facebookのこと

Facebookに登録したのが2009年頃らしいのだが、それ以来、まれにアプリを開いてみることはあっても、ほとんどまったくと言ってよいほど能動的には使っていなかった。つまり、コメントしたり、「いいね!」を付けたりなどしないで、単に最近どんな投稿がある…

ジョン・アダムスの『アブソリュート・ジェスト』は面白い

1月27日(土)と28日(日)の2日、NHK交響楽団が、アメリカの作曲家であるジョン・アダムスの『アブソリュート・ジェスト』を演奏する。2015年3月にウィーンを旅行した時に、ちょうど作曲者のジョン・アダムス本人がウィーン交響楽団に客演をしていて、この…

宮田大チェロリサイタル

昨日はミューザ川崎で宮田大さんのチェロを聴いた。 チェロのリサイタルを聴くのは生れてはじめてのこと。弦楽器のリサイタル自体、これまで一度も行ったことがない。自分自身に対して「どうした風の吹き回し⁈」と言いたくなる選択なのだが、ちゃんと理由は…