なぜ成果を上げる前に大金を要求するのか

メジャーリーグではプレイオフで2試合続けて結果を残せなかった松坂がとうとう非難の的になりそうな気配だ。ニューヨークに比べれば、ボストンのメディアは優しく、今まで大した批判がなかった方が不思議なぐらいだ。

それにしても、松坂にせよ、両松井にせよ、アメリカの代理人に大枚の移籍金を引き出す交渉を委ねメジャーに来たが、ほんとにいいのかねとつい思ってしまう。要は掛け金をつり上げ、自らの立場を難しくしているだけではないかと見えてしまうのだ。

メジャーで一定の成績を残している選手が交渉するのなら何ら問題はない。しかし何の実績もない日本人選手が初年度に大金をもらのは、伊良部や両松井がむやみにニューヨークに行きたがったのと同様、かける必要のないリスクを冒していると外野席にいる僕には見えるのだがどうだろう。イチローのように成果を上げた後であれば、その対価を要求しててもあれこれと言われることもない。なんだか、期待値だけを無闇につり上げる代理人にしてやられているだけのように思えてしまう。