昨年は自転車に乗って沿道まで箱根駅伝の選手たちを見に出かけてみたが、今年はその時間をブログ書きに使い観戦はテレビで。第2区の終着点であるここ戸塚にも選手たちが到着する時間帯になると例年のようにヘリコプターが現れて爆音をまき散らし、またあっという間にどこかへ消えしまった。
スポーツを観るのは大好きなので、マスメディアにしてやられているなあと思いつつも、箱根駅伝を観戦するのは楽しい。走る選手の中には東海大の佐藤悠基のような日本のトップクラスのランナーもいるが、数多くの選手はそこに一歩届かない人たち。これが陸上競技最後の走りになる4年生もたくさんいて、それらの人たちの懸命さと紹介される人生模様に思いをはせるのは文学やドラマを楽しむのに近い面白さがある。
あんな檜舞台で走っている選手が、その後競技をぴたりとやめて、その後そのことにどんな感慨を覚えるのだろう。人の心配なんかしても仕方ないのだけれど、1年後、数年後にその感慨と彼らの日常を拾ってあるいたら一冊の本が書けそうな気がする。
写真は昨日の朝10時に、我が家のベランダからみた往路の戸塚中継所上のヘリコプターとゴージャスな富士山である。