ブログ

小ささへの感慨

アルファブロガーなる人たちの文章はあまり読まないのだが、finalventさんには信頼できるものを常に感じているので、ときどき思い出したようにだが目にしている。彼のテキストに対して「下手だ」といった罵詈雑言が飛んだりすることがあると、この子は『共同…

少し離れただけで

先週ブログから離れていたために昨日の「シュンポシオン横浜」会場確保のお知らせは5日ぶりのエントリーだったのですが、二日と空けずに何かしらのメッセージをブログに書き込んでいただけに5日間何も書かないと奇妙な感じがします。それを強く感じたのは昨…

ニヒリズムは敵だ

芸能雑誌の『平凡』で一世を風靡した凡人社(のちのマガジンハウス)の創設者、岩堀喜之助の伝記である『マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助』をある人から勧められた。「面白いからお読みになってみたら」と。また「読んでいて、実は中山さんのことを思い…

「シュンポシオン横浜」は☆の会なのかもしれない

「志向性の共同体」という言葉をめぐって自分たちのことを少し考えてみる。 札幌の三上さんがこう書いている。 ちなみに、最近巷で流行の「志向性の共同体」にはちょっと違和感を覚えている。脆くリスキーな「共同体」とも言えないような「場」を支え生かす…

新カテゴリー「美崎薫」を作りました

梅田さんに続いて個人名カテゴリー「美崎薫」をあらたに加えました。美崎さんも私のブログ生活にとって切っても切れない人物です。

横浜小会議雑感

14日の横浜は、中華料理屋のお座敷に円卓が二つ。15人も参加者がいたので、個別に一人一人と話を深める時間はあまりありませんでした。僕は、あちらこちらで話に花が咲く様子を想像していたのですが、実際に目撃したのは、会場全体がいくつものトピックをめ…

夜の横浜中華街に出現した異次元空間

ネットの世界との付き合いが長い人たち、昔からパソコン通信をやっている人たちの村言葉に「オフ会」というのがあるが、僕はその言葉に違和感を持ち続けている。ある種の偏見、個人的な思い過ごしかもしれないが、その言葉を使った途端にある種の閉じられた…

「匿名ブログ」終了

一月ほど前に「匿名にしました」というお知らせをしました。「プロフィール欄」からプロフィールを削除してみたのです。やってみて匿名の気楽さをそれなりに楽しみ満足したので、また元に戻します。

ネットとリアルの境界

また、「実名ブログ」に復帰したが、実名をさらしたからといってリアルの生活をネットに持ち込むのかと言えば、それはまた別の話だ。素の僕のことを知っている人ならご承知のように、ここで書いていることは僕のリアルな社会生活とはほとんど切れている。意…

新カテゴリー「梅田望夫」をつくりました

このブログが実質的に始まったと言えるのは一昨年の夏、梅田さんと三上さんとブログの上で知り合ったときからです。お二人は間違いなくこのブログの恩人です。 その梅田さんに関しては、ご著書が出るたびにけっこうまめに感想を書いています。それらをまとめ…

おやおや

齋藤孝/梅田望夫著『私塾のすすめ』、読書進行中。第3章まで読み終わり、最終第4章へ突入。 ネットの上で、ほんとうにたくさんの事例を見ているのだけれど、それほど目立っていないあるブログの例を挙げましょう。ページビューで言えば、一日せいぜい三百か…

ブログの文章書き

ブログで読書感想文を書く面白さにはいくつもの理由があるが、現象面としてブログ特有だと常々思うのは、書きながら考える、考えながら書くというプロセスの中で文章を作り、それをそのモードのままに公開するということが心理的にも容易にできてしまう点で…

あれ?

『工場統計力学』のCUSCUSさんは、当面匿名で行くと言っていたはずだけど……。■工場統計力学

『写真帳』をはてなに移しました

いま掲載している丹沢山行のシリーズから写真ブログをはてなに変更しました。 どうか引き続きよろしくお願いします。■横浜逍遙亭・写真帳(新はてな版)

誰もいない山中を歩くような文章書き

10代、20代の頃は山と音楽にのめりこんでいましたが、結婚し、子供ができて山登りから遠ざかりました。その頃までは友人とザイルを片手に飛沫を浴びながら滝を昇っていく「沢登り」というジャンルの遊びに熱中していたのですが、子供ができると下手をすれば…

広がる学習機会

昨晩、東京出張の『坂東慶太のブログ』の坂東さんとお会いして、楽しい2時間を過ごした。その様子はすでに坂東さんが書いている。投稿時間からして、お書きになったのは、たぶん、帰宅途中の新幹線の中で。この方もウェブ的人生を、肩に力を入れずに自然と生…

ともだち

一昨日でかけた金城さん(id:simpleA)主宰の会「わいわい」で、16人お見えになった皆さんのうち、お二人が金城さんと幼稚園のときからのお友達と紹介された。それはすごいと素朴に驚いた。僕自身は子供の頃に引っ越しをしたために小学校低学年以前の友達とは…

リアルとヴァーチャルのつなぎ目

昨晩は金城さんたちのおしゃべり会「わいわい」に出席後、もう一件つきあいの飲み会をこなし、ビール2パイントとワイン数杯の酔いでへべれけになって帰宅。「わいわい」に途中から入り込んだら、話題満載のクラシックブログ『CVLTVRA ANIMI PHILOSOPHIA EST ―…

匿名ブログに模様替え

先々週から匿名ブログにしてみました。 何のことかというと、プロフィール欄に書いていたプロフィールを消してみたのである。こうしてしまうと、もう完全に気分は匿名ブログである。自分が何者なのか、自分自身と周囲の者にしか分からない。となれば、実名を…

ブログを楽しみのためではなくやるとしたら

ニューヨーク・タイムズが掲載したブロガーの現状をめぐる記事を読んで、彼の地のブログ事情に驚いた。僕はアメリカのブログはいくつかをときどき目にする程度で、ほとんどその状況を知らないに等しいので、とても勉強になった。いやはや、すさまじい話が書…

yukioinoさんの虫の世界

虫は嫌いな質なのだけれど、『雪泥狼爪』に掲載される虫の写真だけは見てしまう。写真だけだったらパスしてしまうところなのだが、yukioinoさんの絶妙な語り口を読むのが楽しいのである。■ある晴れた日に。(『雪泥狼爪』2008年4月11日)虫が好きな人という…

ログに存在感を刻印する人たち

このブログのログを見ていると、ごく希にではあるけれどちょっとこれは普通じゃないなと思える御仁に出会う。具体的に説明するのは差し控えるが、要はご自身に明確な目的があって、ロジカルなウェブの歩き方をする人がいるということである。これは見ていて…

ブログと「共鳴」

昨日、ある知人に会ったら思いがけないプレゼントをもらい、そのうえに大いなる励ましの言葉を受け取った。プレゼントの方は文学的な素養が豊かで思いやりに溢れたこの人ならではのもので、このブログを読んで僕の読書傾向を知った彼が、二人の文筆家の、現…

エイプリルフール

素敵な音楽ブログを主宰するくまさんが海外転勤のためにブログを休止するというお知らせがあったので即座にコメントを書いた。そしたら、夜には本人からメールが来て四月馬鹿だというではないか! 海外勤務者が多い勤め先だという話を以前ちらと聞いていたの…

自分は自分ということ

しばしばトラックバックをしてくださる『koichiro516の日記』の中村孝一郎さんについては、「光技術の専門家らしいな」ぐらいの認識しかなく、多くの若者のロールモデルになると梅田望夫さんが一押しするような、その分野で誰もが認める飛び抜けた人物だとい…

ネットとリアルの風通し

有り難いことに、昨日のエントリーにも一昨日に引き続き、再度Emmausさん(id:Emmuas)、勢川びきさん(id:segawabiki)からコメントを頂いた。お二人のコメントを拝見しながら、ブログを書くということについていくつかの考えをめぐらした。一つは心構えについ…

生きることとともにあるブログ

この前のエントリーに対して勢川さん(id:segawabiki)、Emmausさん(id:Emmaus)に有り難いコメントを頂戴した。また、いつもお読みいただいている皆さんからのたくさんの☆も。勢川さんがおっしゃる「「立場」や「仕事」をそぎ落としても残る自分の人生そのもの…

これは長い老後の始まりなのか

つい、数日前に、急にぽっかりと頭に浮かんだ想念である。このブログ書きは、四十代後半の俺にとってちょっと早すぎる老後のたしなみの始まりなのではないか。趣味の俳句、詩吟の会、ゲートボールの集まり。つまり、そういうものなのではないのか。ブログを…

音楽的な文芸作品

Sonnenfleckさんの、そのタイトルも清々しい『庭は夏の日ざかり』は、クラシック系の録音、コンサートの視聴記を中心としたブログです。相当お聴きになっている様子がありありで、マタイの録音評で「コンセルトヘボウのマタイといったら、クラヲタなら誰しも…

sergejoさんと踊る指揮者

昨晩お会いしたsergejoさんは口は悪いし、人をすぐ茶化すし、年上を敬う精神がかけらもない不届きな奴なのだが(今日のコメント欄をご参照ください)、simpleAの金城さんと学生時代以来の友達という人だから、それも仕方がねえなあと諦めるほかはない。しか…