ネットの世界との付き合いが長い人たち、昔からパソコン通信をやっている人たちの村言葉に「オフ会」というのがあるが、僕はその言葉に違和感を持ち続けている。ある種の偏見、個人的な思い過ごしかもしれないが、その言葉を使った途端にある種の閉じられた集団を思い起こしてしまうのは、端的に「on=活動」、「off=休息」という自分自身の持つ言語感覚につながっているからで、道具を使うときがオンで、使わないときがオフというのは変だろうと思ってしまうのである。
昨晩の「横浜小会議」ではネット上とは異なるモードで僕を含めて皆さんのスイッチが「オン」になるのを目撃しながら思ったのは、これからこういう集まりが日本全国で開かれていくとき(たぶんそうなるだろうと、期待を込めて思う)、もはや「オフ会」という言葉はどう考えてもふさわしくないし、おそらく、自然と死語になる必然があるだろうということだ。名は体を表すとすれば、あんな風に参加者のスイッチが「オン」になった会合を「オフ会」と呼ぶのはミスマッチ以外のなにものでもない。
勢川びきさんが夜中に帰宅した直後にお書きになった四コマ漫画にあるとおり、その日の横浜中華街はどうやら山の上にあったらしく、参加者は見晴らしのよい場所でよい空気を吸いながら、大いに語り、笑い合い、再会を期して帰宅の途についた。夢でなかった証拠に写真を掲載します。写真は皆の気持ちがこだましていた真実の会場の姿を残念ながら写しているとは言い難いけれど。
全国の皆さん、ネット接続に手が回らなくてすみませんでした。それどころじゃなかったというのが正直なところ。勢川さんの漫画の中にある「同窓会の写真とりますよ〜」というフレーズは、15人中8人が参加した2次会でシャッターを押してくれたお店の人が言い放ったひと言。会ったばかりなのに同窓会。これって、我々の集まりにとって最高の誉め言葉じゃないだろうか。
というわけで、以下に写真を少し。
京都、名古屋から息も絶え絶えに飛脚が到着した。届けられた御神体の正体を明らかにする辻さん。
しかしてそれは、参加者の皆さんの感動的な寄せ書き。
横浜も負けずに書いたぜ。
お洒落なスターは中村さんが持ってきてくれた。