美崎薫

電子書籍

リアルの世界ではしばしご無沙汰している美崎薫さんからメールが届いた。「どうもよのなかにある電子書籍リーダーが気に入らず、気に入らないので、自分で作りました」とあった。背表紙が見えたり、読んだページの上に書き込みをするように付箋をはったり、…

美崎薫著『記憶する道具』

『記憶する住宅』のプロデューサーとして知られる美崎薫さんは大切なブログの仲間であり友人ですが、ありとあらゆる体験を記録し、自分自身のためだけに作ったアプリケーションの力を借りて日常的にフィードバックしながら生きるこの独自の個性が、自身は“過…

未来を人よりも先に歩く男の言葉を追いかける

昨日は未来生活デザイナー・美崎薫さんと本作りの打合せをした。いや、打合せをしたと書くのは少々嘘っぽくて、僕は担当編集者のUさんの後にくっついて出かけ、二人が真剣に打合せをするのを横目にコーヒーを啜り、ときどきへらへらと茶々を入れていただけな…

公開情報の価値

美崎薫さんの連載『Lifelog〜毎日保存したログから見えてくる個性』が4回目を迎え、だんだんと面白くなってきました。テーマは「ローカルにこだわる」。美崎さんは何故あそこまで自分に関する過去の情報こだわるのだろう、というのはずっと謎ですし、このブ…

新カテゴリー「美崎薫」を作りました

梅田さんに続いて個人名カテゴリー「美崎薫」をあらたに加えました。美崎さんも私のブログ生活にとって切っても切れない人物です。

美崎薫さんがブログを始めた

夢想家、未来生活デザイナーの肩書きを名乗り、『記憶する住宅』の実践者にして『SmartWrite』、『SmartCalendar』の開発者である美崎薫さんから久しぶりにメールが来た。おやおや、これは珍しいと開いてみると、 春の嵐。 お世話になります。 という無茶苦…

便りのないのはよい便り

数日前、ログを見るとやけにたくさんの人がやってきている。でも、はてなブックマークがたくさん付いた形跡もない。何だろうと思ったら、増分はグーグルとヤフーの検索からで、やってきた先はこれ。■美崎薫さんの「PilePaperFile」を見てきた(2007年11月20…

美崎薫さんからクレームが

昨日、「美崎さんは“楽をしたいためにやっている”と言っているけど、誰が見たって好きでやってるに違いない」と書いたら、メールでクレームをもらった。クレームという言い方は冗談半分の口調なのだけれど、美崎さんの思いと異なるということなので、その点…

美崎薫さんの「PilePaperFile」を見てきた

お茶の水女子大学とヒューマンインタフェース学会SIG-UBIの主催するセミナー「ユビキタスコンピュータは生活を変えるか」で美崎薫さんの「PilePaperFile」の実演を見てきた。11月17日(土)、お茶の水大学にて。正確には美崎さんの「記憶する住宅」を初めと…

セミナー「ユビキタスコンピューティングは生活を変えるか」

「記憶する住宅」で有名な美崎薫さんから講演のお知らせをもらいましたので、情報を共有させて頂きます。11月17日(土)にお茶の水女子大学で開催されるお茶大、ヒューマンインタフェース学会SIGUBI の共催イベントです。■ヒューマンインタフェース学会SIGUB…

ブログの中の私

フルトヴェングラーだの、ブルーノ・タウトだの、浮き世とまるで縁のないことにこだわってここに書き付けてはいるが、私の実際の日常はタウトを考えることで成立しているわけではない。しかしブログに現れる自分は自分とは思えないような浮世離れな仕方で生…

美崎薫さんの不滅性

東大で行われたワークショップ『MEMORY+』で美崎薫さんが行ったプレゼンテーションの際、膨大な自らの情報収集の記録を「記憶する住宅」に貯め込んでいる彼の実践に対して茂木健一郎さんが質問を発した。ちゃんとメモを取っていなかったので正確に再現するこ…

『MEMORY+』

昨日聴衆として半日間刺激を頂いたワークショップの簡単な報告をさせていただきたい。参加したのは『MEMORY+ テクノロジーによる記憶の拡張は可能か?』と題する研究会コーディネイターとモデレータをソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラ…

美崎薫著『デジタルカメラ2.0』を読む

美崎薫さんが4月に上梓した『デジタルカメラ2.0』(技術評論社)を読んだ。労作である。題名は今風1.0だが、およそ凡百のお手軽トレンド本とは訳が違う。 デジタルカメラ2.0作者: 美崎薫出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2007/03/23メディア: 単行本(…

グーグルの書籍検索に関する美崎薫さんの記事を読む

美崎薫さんが『MYCOMジャーナル』に立て続けにグーグルにまつわる話題を記事にしている。 ■ICADL2006 - Google Book Search技術担当者が語るデジタルアーカイブ(2007年1月9日) ■ICADL2006 - Google Book Search技術担当 Daniel Clancy独占インタビュー(2007…

美崎薫さんとモーツァルトの近さ

三上さんが出してきた「美崎さん=疾走するかなしみ=モーツァルト」説はなかなか含蓄があります。美崎さんはメランコリーの人じゃないと思うので、その限りでは当たらないと思うのですが、未開の領域を「疾走」する点ではなるほどそのとおりかもしれません…

これは便利、SmartCalenderをメモ帳にする

美崎薫さんの「SmartCalender」を使い始めました。用途はパソコン上のメモ帳として。これは便利。はじめてパソコンでアイデアをメモるのに実用的な道具を手に入れた感があります。 SmartCalenderは、モードレスであることを目標に作られた多機能なファイル管…

美崎さんの実践の普遍的な部分

一緒に『記憶する住宅』を訪問したfuzzyさんが、美崎薫さんのSmartWrite、SmartCalenderに関して「Smart」をキーワードにとても興味深い論を立てています。fuzzyさんいわく、 「smart」とはあたかも知能を持っているかのように、自律していること――他の人や…

『記憶する住宅』に美崎薫さんを訪ねる(2/2)

書斎に上る急な階段をとんとんと上り、2階にある美崎さんの仕事部屋を拝見する。ストレージが設置されている屋根裏を指さす美崎さん。左手前に写っている黒っぽい物体は今回肘だけで登場のfuzzyさん。壁紙は海。ブラインドは鯨の図柄。鯨という存在に子供の…

『記憶する住宅』に美崎薫さんを訪ねる(1/2)

そもそも…三上さんがHASHI展を見に上京するついでに未来生活コーディネーター・美崎薫さんのご自宅に伺うことになった時には、実は僕までご一緒するつもりはなかった。どうせ、猫に小判、豚に真珠の類の話に終わるに違いないと思ったのだ。こちらのエントリ…

資質と気質

bookscannerさんやfuzzyさん、三上さんらのブログと交歓してきたおかげで明日お会いすることになる美崎薫さんの『デジタル空間ハウス』(2003年 ソフトマジック)を読む。その上で2003年の文章『記憶する住宅 −ITリフォームから電脳住宅へ』に目を通し、続け…