ログに存在感を刻印する人たち

このブログのログを見ていると、ごく希にではあるけれどちょっとこれは普通じゃないなと思える御仁に出会う。具体的に説明するのは差し控えるが、要はご自身に明確な目的があって、ロジカルなウェブの歩き方をする人がいるということである。これは見ていてはっとさせられる。面白くもあり、なるほど、そういう見方をするのかとためにもなり、こんな風に読まれるのは正直なところ困るなあと恐くもなるようでもある。もっとも、そうした人たちの何人かは常連として残っていただいているようなので、むしろこのブログにとって大いなる援軍を得たのだと言った方がよいのかもしれない。こちらに素性が知れている人もいるが、そうではない人の方が大勢である。どんな人に来てもらっているのだろうと、決して解けない謎に思いをいたすのもブログならではの楽しみにといえるかもしれない。もっとも、これが従来の活字媒体なら、受け手の痕跡はのっけからほとんどまったく見えないのだから、ウェブは素敵だ。

もう一つの普通ではないタイプは、ともかく舐めるように徹底的に読む人。希にだがこのタイプの人もときどき現れる。もっとも極端だったのは、最近、頻繁に出没しては、

空気読まずに参りましょう!←ここは中山サンのブログです!!
(4月4日のコメント欄より)

などと言いながら我が物顔に歩き回っているsergejoさんで、ご自身が教えてくれたので分かったわけだが、この人はやってきた初日に最初から最後まですべてのエントリーを読破してしまった。よくやるよなあなどとは決して言ってはいけない。口が悪かろうがお客様は神様です。態度が悪かろうが神様は神様です。とにもかくにも有り難い限りである。

冗談はさておき、両方のタイプの人に共通して認められるのは非常に高い集中力の存在。そうした実践を目にすることは率直に自分自身にとって大いに勉強になっていると言ってよいだろう。