お散歩

大雨の午後

テレビニュースでも取りあげられていたが、今日の東京は断続的に強烈な雷雨にたたられた。午後、東大と神楽坂へと出かけたが、5時過ぎに神楽坂での仕事を終え、建物の玄関に出てみたところ、あまりの雨の勢いに唖然とした。「バケツをひっくり返したような」…

炎天下、戸塚=川崎タイムトライアル

昨日は、歩いてきました戸塚→川崎。暑くて死ぬかと思った。 ちょうど一週間前に戸塚→関内→横浜、約16キロを歩いたときのタイムを、下川さんのSJC紹介コーナーに書かれてしまった。このときは山越えが二つあったし、遅くはないけれど、速さは意識していない、…

黒船幻視

京都、大分、大阪、東京、そして札幌と、我らが私塾はこの夏も盛り上がりを見せていますね。「私塾」と言えば、連想するいくつかの名前の中に間違いなく含まれるのが松下村塾の吉田松陰。というわけで、景気づけに松蔭先生に連なる写真を掲載します。5月に、…

日記(7月の「わいわい」)

今月の「わいわい」に勤め人暇無し状態のなか1時間だけの限定参加。いつものように遅めにやってきたらしい辻さんとは会わずじまい。ブログ仲間ではfuzzyさん(id:fuzzy)とは言葉を交わしたが、せるげえさん(id:sergejO)とは挨拶程度。その代わりというのもな…

今森光彦写真展

日中、仕事で新宿に行った帰り、山手線が恵比寿駅を過ぎ、東京都写真美術館の横を走る際に展覧会ののぼりが見えた。これはyukioinoさん(id:yukioino)とそのお仲間向けの写真展だと思い、あとでウェブでチェックした。たぶんわたしゃ見に行きませんけど。■今…

高校野球神奈川大会開会式

昨日は横浜スタジアムに夏の県大会開会式を見に行ってきた。 息子が怪我で出られなくなったので拍子抜けではあるし、保護者の会としての応援の義務はうちの奥さんが果たしてくれているので、わざわざ行くつもりもなかったのだが、何度も練習試合を見てきた子…

懇親会場探しに行ってきた

30度を超えた日曜日、うまい具合に時間ができたので、思い立ったが吉時と「シュンポシオン横浜」の懇親会場探索にでかけてきた。ただ用を足すだけなのはもったいないので、行きだけは歩き、帰りは電車の合わせ技でちょっと運動を。途中まで箱根駅伝9区の前半…

目黒BLACK LION

昨日は金城さん(id:simpleA)主宰の翻訳プロジェクト打ち上げの末席を汚しに目黒の洋風居酒屋「BLACK LION」へ。昨日書いたとおり、打ち上げといったって、僕は何にもしてないのだが。表通りを下りながら脇道にそれたすぐのところに目立つ看板もなく営業して…

聖地再訪

昨日の土曜日、湘南の海を愛でながら茅ヶ崎の開高健記念館までサイクリングをしてきた。3月に訪れたばかりだが、ふと開高先生に触れたくなって思い立った瞬間に足がそちらに向いた。自転車で1時間で到達できる距離にこういう場所があるのは、ファンとしては…

桜の樹の下には

井伏鱒二の『山椒魚』同様、『桜の樹の下には』は文学好きなら誰もが知っている。 桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられ…

中村孝一郎さんの講演を聴く

ご本人のブログでも紹介していただいたとおり、中村孝一郎さんの講演会に行ってきた。会場は東京タワーの真向かいにある機械振興会館のホール。20分ぐらい前に会場に着きそうだったので、10分ほど東京タワーの下層階をぶらぶら歩きする。全国の中学生、小学…

夜の横浜中華街に出現した異次元空間

ネットの世界との付き合いが長い人たち、昔からパソコン通信をやっている人たちの村言葉に「オフ会」というのがあるが、僕はその言葉に違和感を持ち続けている。ある種の偏見、個人的な思い過ごしかもしれないが、その言葉を使った途端にある種の閉じられた…

島は小さな日本か、中小企業か

ゴールデンウイーク中に訪れた初島で、地元出身のガイドさんは「初島には悪い人はいません」と言った。江戸時代から41世帯という世帯数をまったく変えることなく、社会構造の基本を守り通すと「悪い人はいません」と自信をもって言い切ることができる社会が…

格好いい

初島見物から戻り、その夜は山本さんのお宅で御主人様お手製の刺身、伊勢エビのスープ、サラダ、さらには鯛の炊き込みご飯というごちそうで歓待いただいた。伊勢エビとサザエは初島の漁協で仕入れたばかりの、つまり今朝はまだ海の中で泳いでいたとれたての…

初島に悪人はいない

熱海から10キロの海上に浮かぶ初島(はつしま)で遊んできた。二十数年来お世話になっているかつての職場の先輩で熱海在住の山本さんご夫妻にお招きを受け、昨年の夏以来の熱海訪問である。曇天に始まり、途中からは強い雨風に打たれるあいにくの一日となっ…

リアルとヴァーチャルのつなぎ目

昨晩は金城さんたちのおしゃべり会「わいわい」に出席後、もう一件つきあいの飲み会をこなし、ビール2パイントとワイン数杯の酔いでへべれけになって帰宅。「わいわい」に途中から入り込んだら、話題満載のクラシックブログ『CVLTVRA ANIMI PHILOSOPHIA EST ―…

ここ以外の場所なら

今朝、くまさんの茅ヶ崎行のエントリーを読んだとたん、開高健記念館に行きたくなった。幸い今日は日曜日。こういうのは思い立ったが潮時である。横浜の我が家から自転車をこいで1時間と少々、茅ヶ崎の海岸線にほど近い閑静な住宅街の只中に佇む開高健の終の…

初日の出

生まれて初めて初日の出を拝みに出かけてきた。写真ブログのネタにしようという魂胆なので、厳かさや厳粛さ、宗教心とは無縁の軽いのりである。そのつもりで早朝の横浜港に出かけてきたが、大桟橋の上から陽が差し始める瞬間に、凍てつく大桟橋の上で行のよ…

「出発」という名のカフェ

米国東海岸にいるNから欧州出張のおみやげが郵便で届いた。先日書いた「悠々として急げ」と題した文章を読んでくれ、「面白がるだろう紙切れを見つけたので送る」という連絡を電子メールでもらっていた。何だろうと思いつつ、欧州でNと僕との接点と言えば、…

虹ノ松原、ペットショップの犬たち

福岡の休日二日目。半日、唐津に遊びに行ってきた。福岡の隣町なのに今まで降り立ったことがない。ちょっとした旅行気分で出かけたが、今日は戸外を歩くのは少々辛かった。九州北部は1月上旬の寒さになるとは聞いていたし、明日まで曇りが続くのも分ってい…

福岡にて

いま博多の繁華街にあるネットカフェの「禁煙席21番」でこれを書いている。 久しぶりの博多だが、分厚い雲が垂れ込め寒い。平日夜のネットカフェは人もまばらで、博多の一等地でこんなもんかなと思う。背中の辺りから若いカップルの低い話し声が響いている…

12月の、最初の一日

今日から12月だ。今年もあと一ヶ月になった。感慨は、あると言えばそれなりに。とは言え、過去11ヶ月のあれこれを取り上げて言葉にしようとすると、どれもそこはかとなく消えていくか、名状しがたいままに年輪のようになって残るか、いずれかではあっても、…

開高健の墓石

ここ(「開高健の墓参り」)で開高のお墓に寄った話を書いたが、撮影禁止の張り紙があったのでお墓の写真は撮っていない。ところが、なんと施工をしたらしい業者さんの広告ページにその写真があった。あまりよく撮れていないけれど、それなりに雰囲気は分か…

開高健の墓参り

日曜日の朝、北鎌倉の円覚寺を散歩してきた。そのために行ったわけではなかったのだが、敬愛する作家、開高健の墓所が円覚寺の中にあることを思い出し、初めて訪ねてみた。 日曜朝8時半の円覚寺は、雲一つなくすっきりと晴れ渡っていた。 開高の墓があるのは…

旅はいい

初めての北海道旅行でアイヌ文化の一端に触れることができた。本当に触れたのかも怪しいぐらいの、ほとんど一瞥をくれただけの接触だったが、自分とは異なる世界観を持っている人たちの気に接すると、冷たい水で顔を洗うときのように心を身震いさせる何かに…

ミッテンヴァルトの思い出

8月の末に熱海のお宅にお邪魔した山本さんから個人的にとても懐かしい写真をもらいました。おそらく1998年の冬ではないかと思うのですが、山本さんご夫妻がサバティカルでミュンヘンの大学に1年滞在なさった時にも、熱海に呼ばれるように「遊びに来てくださ…

「二風谷の鳥瞰図は描けないかもしれない」と三上さんは言った

三上さんと一緒に訪れたアイヌの聖地である二風谷では、ダムと萱野茂さんの私設資料館を見学しましたが、写真の素材としてはまことに難しい場所でした。大事なものはやはりダムのそこに沈んでしまったのではないか。土地の中心が空疎になってしまったのでは…

桂の大木、羊蹄山、名水、洞爺湖

藻岩山を下り、三上さんの運転するレガシーは羊蹄山麓を目指して峠越えにかかる。札幌の奥座敷、定山渓温泉の手前にある小さな温泉地、小金湯温泉にある桂の大木を見る。いくつもの幹が集まって大木を形成している。樹齢700年と言えば、この木が生まれたのは…

オロフレ峠、倶多楽湖、アヨロ海岸、地球岬、天勝の天丼

初めての北海道旅行も最終日。 登別の温泉宿も三上さんがその情報網を駆使して選んでくれた。有り難いこと、申し訳ないことに、私は行って泊まるだけ。登別グランドホテルはとても気持ちの良い宿だった。 登別の“地獄”を見物。たくさんの観光バスが停まり、…

札幌“三上ワールド”探訪

すでに三上さんがこちらでお書きになっているとおり、この日の前半は“三上ワールド”に遊んだ。これは私からお願いして、わざわざ今回の旅行のコースに組み入れていただいたもので、野次馬根性的な要請にも二つ返事でお応えいただいた三上さんにはあらためて…