目黒BLACK LION

昨日は金城さん(id:simpleA)主宰の翻訳プロジェクト打ち上げの末席を汚しに目黒の洋風居酒屋「BLACK LION」へ。昨日書いたとおり、打ち上げといったって、僕は何にもしてないのだが。表通りを下りながら脇道にそれたすぐのところに目立つ看板もなく営業している穴蔵のような酒場で、一瞬「あれ、この辺りのはずなのに」とビルの前後をうろうろとしてしまう。同じ目にあった同輩が何人も。それだけに都会の穴場のような雰囲気が落ち着ける場所だった。

15分遅れで到着すると金城さん、三重から上京中の近藤さん(id:CUSCUS)、yukioinoさん(id:yukioino)、田中さん(id:pho)といった面々が最初の乾杯の準備中。ほどなく、fuzzyさん(id:fuzzy)、sergejO(id:sergejO)さんも加わり、場は一挙に盛り上がる。辻さん(id:Ronron)やそのお友達、金城さんの英語つながりの女性軍が到着する頃には2パイント目のエビスビールを消費し終わって、酒の弱い僕はすでに酔っぱらいモード。翻訳プロジェクトの打ち上げで、至極素面な質問をいくつか金城さんにしようと考えていたはずなのに、そんなのはいつの間にか黄金色の液体の力で雲散霧消である。マジな話はブログでしよう。

場所は英国パブを模したつくり。従業員には英語人が何人もいるし、お客の間からも英語がたくさん聞こえてくる。近くに座ったsergejOさんやyukioinoさん、fuzzyさんらと「sergejOさんの英語講座、ブックマークの数すごかったねー」などという話題で盛り上がっているうちに、あるいは黄金色の触媒の影響もあってか、頭が少し英語脳の方面に動き始めたらしく、やたらと英語で喋りたくなってくる。いや、そもそも語彙力なし、文法力なしの片言英語しかしゃべれないのだけれど、「土地の言葉じゃない言葉をしゃべりたい」という欲求が僕の中に眠っているのは間違いないらしく、英語人の給仕さんと片言を交わすだけで普段閉じたままの窓を開けて新鮮な空気に触れた気分になった。

帰宅し就寝したら夢を見た。夢の中で一生懸命英語を喋っていた。それは楽しげというよりも、悪戦苦闘という風情で、よっぱらっているときよりも現実の自分に近いのがおかしかった。一昨日、久しぶりにあった知り合いから海外出張の話を聞いたのも記憶に残っていたからかもしれない。