2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

iPadブーム

勤めの帰り、家電量販店に寄った。iPadのコーナーは黒山のというのは大袈裟だけれど、結構な人だかり。一方、その隣に広がるノートPCのコーナーは閑古鳥が鳴きそうなありさまである。その横に立ってお客さんが店員さんに質問をするさまを見ながら、これは本…

本当に行ってくれるとは思わなかった

ちょっと感激。phoさんの行動力にも、懐かしい風景にも。■ニューヨーク郊外からの通勤列車の旅(『technophobia』2010年5月27日)メトロノース鉄道は、3つの線がマンハッタンの中心であるグランドセントラル駅から北に向かって放射状に伸ばしており、phoさ…

kindleの「印税」70%騒動の一端は「印税」の解釈違い?

電子書籍に対する急激な関心の高まりには「アマゾンがアメリカでやっている電子書籍のスキームは販売価格の70%を著者に還元すると言っている。現行の紙の書籍では10%なのが電子書籍になれば70%! こりゃおいしい!」という著者やその予備軍の皮算用が大き…

田代真人さんの講演を聴いたり、ニューヨークのkindleを思ったり

アゴラ起業塾「成功する電子書籍ビジネス」を聴講してきた。講師は株式会社アゴラブックス取締役の田代真人さんで、編集者として長く活躍なさっている方だ。講演の内容は出かける前に想像していたのとは正反対だった。アゴラブックスの役員の話だから、電子…

そんなわけないだろ、と言いたくなる

■ナックル・プリンセス、米でも人気 本拠地でサイン会これを読めば「ナックル姫はアメリカでも注目されている」と勘違いをする日本の読者は出てくる。そのような作りの記事である。しかし、田舎町のおじさん、おばさんが40人集まりましたというだけのイベン…

子供のスポーツで監督になり、いばっているおじさんの気持ち悪さ

『もしドラ』の高校野球部マネージャーである主人公が「甲子園に行く!」をチームの目標に定めたのは、現実にはマネジメントの失敗につながりかねないという、ちょっと大人げなく聞こえるおそれもある感想を前回のエントリーに書いた。ところが実際の高校野…

岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は、いま本屋さんに行くと必ず人目に触れる場所に並べられており、どうやら相当売れているらしい。舞台は東京の進学校野球部。練習に取り組む部員もまばらな万年負けチームの女…

エンドユーザーにとって電子書籍は何と競争しているのか

一昨日の朝、『The Power of Words』で『もしドラ』をiPhoneで読んだら紙の本よりも読みやすかったという話を読んで、好奇心が疼き、すぐに当の電子書籍を購入。■もしも「もしドラ」をiPhoneで読んだら(『The Power of Words』(2010年5月19日) その夜に開…

電子書籍をめぐるイデオロギーの発露は感心しない

佐々木俊尚著『電子書籍の衝撃』には教えられるところは少なくなかったが、この本で語られているイデオロギーには納得できなかった。 佐々木さんは、(一部の)出版関係者が電子書籍の流れを批判し、グーグルはいいとこどりだと批判し、「自分たちが出版文化…

美崎薫さんの講演、美崎薫さんの書籍

「ライフインテリジェンスとオフィス情報システム研究会(LOIS)」という団体が主催するライフログ関連のワークセッションがあり、私にとっての「ブログの仲間」である「記憶する住宅」の美崎薫さんがひさしぶりに講演をなさいます。どんな内容になるのか知…

本の売上の話

既存の出版社が紙の出版から電子出版に乗り換える、あるいはハイブリッドに紙と電子の二股をかけてあるコンテンツを世に送ろうとした場合にたちまち突き当たるのは、電子で紙と同等の売上高を上げるのは簡単じゃなさそうだぞという問題だ。どういう意味でそ…

妙本寺の海棠

4月に生まれて初めて妙本寺を訪れた。鎌倉の古寺で、たいそう立派な本堂がある寺だが、円覚寺や長谷寺のような有名寺院に比べると、それほど知られているとは言えない。鎌倉駅からものの10分も離れていないのに、鶴岡八幡宮の方面に向かう人の波が嘘のよう。…

バンドーさんが書いている本の話だけど

バンドーさんがここで書いている話に関連する仕事ネタです。 ■献本御礼「Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」」(坂東慶太のブログ) 競合していた1社はオラッチのとこね。バンドーさんから紹介されて最初に手を挙げたのはウチのはず。で…

『アバター』を観た

我が家の男の子二人が『アバター』のレンタルDVDを借りてきた。一緒にテレビの前に寝っ転がりながら3時間。娯楽映画の視聴後に抱きがちな「観なきゃよかった」と思う気持ちは寝っ転がった時点で封印したので、そうは言わない。その代わりに、つまらなかった…

とても穏やかな連休

ブログですらと言ってよいと思うが、ほんとにブログですらしばらく書かないと「書けない」気分に捕われるのは容易である。書けないのは書くことがないからではなく、気楽に書いてもよいのだという気分から遠ざかってしまうから。なんだか、自分自身に対しい…