2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

文芸誌

国立近代美術館で開催されていた若中展に行きそびれた。この種の催し物はまだ時間があると思うと、どうもいけない。 昨日、文芸雑誌に思わず“過去の遺物のような”という枕をつけてしまったのだけれど、別に僕は文芸誌を蔑む気持ちは微塵もない。出版社にとっ…

梅田・平野対談に関する感想メモ

この一ヶ月ほどの間にいくつかの印象深い読み物に出会ったが、あえて自分にとってのベストスリーを挙げるすれば、これらだろうなと思ったのが次の三つだ。■羽生善治・吉増剛造『盤上の海、詩の宇宙』 ■茂木健一郎『生きて死ぬ私』 ■梅田望夫・平野啓一郎『徹…

菊地成孔さんの印象

昨日、茂木健一郎さんと菊地成孔さんとの対談を聞いた話を書いたら、昨晩から今日にかけて「菊地成孔」をキーワード検索してここに来てくれた人がたくさんいたので驚いた。数えてみるとおよそ20人。昨日白状したとおり、菊池さんのことを何にも知らない僕は…

茂木健一郎さんと菊地成孔さんの対談に行く

茂木健一郎さんの対談イベントを聴きにいってきた。http://www.clubking.com/news/2006/08/post_38.htmlアップルストア銀座が開催する無料の対談イベント。今回がイベントは5回目でゲストは音楽家の菊地成孔さん。僕は恥ずかしながら今日までどんな方か知ら…

小澤征爾を聴いた

日本では長く新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務めてきたので、小澤さんを頻繁に聴いているクラシック音楽ファンは少なくないはずだが、僕にとって小澤征爾は好んで聴くアーティストではないため、彼の指揮姿を生で拝んだのは数限りがある。むし…

梅田さん・吉岡さんの対談をYouTubeで聴く

梅田望夫さんの講演会の様子をYouTubeで観た。本当は当日参加してみたかったのだが、席に限りがあるイベントで僕のような非若者世代が参加するのは本当に参加すべき若いエンジニアの人に迷惑だし、梅田さんも喜ばないだろうと考えて応募を遠慮した。場の空気…

『コンサートは始まる』補記

ここ2,3日使っている被写体に関し、「写真はどこ?」というご質問を頂きましたので、ネタをご披露しますと、写っているのは横浜港にある「赤レンガ倉庫」と呼ばれる建物です。明治時代から倉庫として使われた後うっちゃっておかれていた建造物を横浜市が引…

世界で戦うのは楽じゃない

小澤征爾さんは毀誉褒貶が相半ばする音楽家だ。日本では、その人柄に惹かれる大勢のファンに囲まれ、マスコミからは“世界のオザワ”と褒めそやされているが、2002年までほぼ30年にわたってボストン交響楽団の音楽監督を務めたアメリカ、とくに地元ボストンや…