2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十年後、子供達はどうやって宿題をしているだろう

Web

bookscannerさん(id:bookscanner)の本の電子化に関する講義を理解できる範囲で辿りながら、また、途中で参入していただいた美崎薫さんのめくるめく言葉の数々を目にしながら、平凡な文系人間はほとんど思考停止状態に近いありさまで、ここ数日は地べたを這う…

仲間内のコミュニケーション

山手線の中に乗ったら、横に相撲取りがいた。操作をしている携帯電話がおもちゃに見える。立派な体躯に巾着と浴衣がけ。どうしたって皆の目が集まる。 「どこの部屋ですか?」と声をかけたら、「M部屋……」如何にも面倒くさそうに小さな声で答えが返ってきた…

自信を持ち続ける

水曜日の夜、フォーチュンの「米国外でもっともパワフルなビジネスウーマン50人」に選ばれた和田浩子さんに勤め先の仕事の関係でご講演いただいた。こちらのエントリーでご著書を紹介したマーケティングの専門家の方だ。http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/2…

雨に濡れる

横なぐりの雨の中、一生懸命傘にしがみついたが、濡れなかったのは頭だけで、背広の上下から盛大に雨水をしたたらせながら帰宅。 『mmpoloの日記』ウォッチング。 ■小島ゆかりが紹介する池永陽「少年時代」(双葉社)「ちょっと引きながら」というところが何…

やり直せない時間

mmpoloさんの『椎名其二』に誘われて野見山暁治著『四百字のデッサン』(河出文庫)を読む。野見山暁治さんの文章に接するのは初めて。抑制の利いた記憶にとどまる文章である。mmpoloさんが目標にしているというのも分かるような気がした。この本は1978年の…

僕の小林秀雄

mmpoloさんが、お友達の一人が小林秀雄で転んだと語っている。そして、いまだに小林への批判的言説を考え続けているとおっしゃる。一昨日のエントリーにコメントを頂戴した三上さんは、その中でご自身が小林秀雄派だったと懐かしそうに振り返っておられる。…

純粋な単純さ

一昨日に続いてHASHIこと写真家・橋村奉臣さんについて話をしたい。実際に彼の写真を見たことがない方に向かって、どうしてそんなに一人の写真家にこだわるのかを説明するのは簡単そうで難しい。逆に『HASHI[橋村奉臣]展』に足を運んだ方なら、こだわりの理…

吉田秀和さんの文章

mmpoloさんが、僕のためにとわざわざ朝日新聞に掲載された丸谷才一さんの吉田秀和さんに関するエッセイを紹介してくれた。感謝感激です。mmpoloさん、ありがとうございます。 ■丸谷才一による吉田秀和と小林秀雄(『mmpoloの日記』2006年10月1日) 「はてな…

HASHIさんにお会いする

9月前半に休みを取って実家に帰ったときに、久しぶりに青木繁や坂本繁二郎、小出楢重など洋画の初期に活躍した画家たちの絵を見る機会があった。青木繁の天才は今我々が見ても明らかだが、その短命とともに我が国における西洋絵画の先駆者の立場を担うことを…