ロングテールを実感する年の瀬

本日、所用で横浜の山下公園の近所に出かけました。横浜でもっとも横浜らしい場所ですが、横浜スタジアムから港に下る目抜き通り「日本大通り」を飾る太い銀杏の並木にはまだまだ黄色い葉っぱがたくさん残っており、落ち葉が黄色い文様を歩道の上に描いていました。12月も半ばだというのに風景はまだ晩秋の装い。温暖化の影響ということでしょうか。厚手のフリース一枚で寒いどころか歩くと汗をかく始末。季節が狂い、季節感が狂っています。


数日前に更新が滞る旨をご紹介させていただいた後、毎日のアクセスは確かに減っていますが、ゼロにはならない。けっこうな数があるもんだと思います。これが検索と結びついたブログの特性でしょうが、新しいコンテンツへのアクセスがなくても古いコンテンツを検索して読みに来ていただく方々の存在が思いがけず露わになる。そんな感じです。


ところで、その古い記事へのアクセスですが、このブログの場合、目立つのがオーディオ・ファンの方の存在です。実は6月に意識的に「毎日のエントリーを3ヶ月継続してみよう」作戦を始めたとき、真空管アンプ制作の様子を数日にわたって書き記しました。生まれて初めてアンプ工作に手を染めた顛末を実況中継したのですが、その完成したマシンの視聴記を含めて「オーディオ」を最初の動的なコンテンツに使ったのでした。この機種、今年の春に発売されたサンバレーの「SV-14LB」、ないし「真空管アンプ」を検索して、このブログにお越しいただく方がかなりいます。それが、11月半ばから急に増えてきました。要は冬のボーナス・シーズンですね。皆さん、情報収集ごくろうさま。良い買い物してください。思いがけなかったかたちでロングテールの存在を実感する年の瀬です。


オーディオ趣味の方にもっとも読まれているらしいのはこれ(興味のない人には全然おもしろくないです。はっきり言って)。

■真空管プリアンプSV-14LBの音 (2006年7月6日)