『harabou's blog』に読む中国の今

「Chinaの方の中国の片田舎で、日系企業の駐在員をやっています」とお書きになっているharabouさんのブログは、ただの一度も中国に足を踏み入れたことのない僕にとっては、多面的な世界の成り立ちようを教えてくれる貴重な窓のようなものだ。次のエントリーで紹介されている交通事故の話など、それが日常の光景なのかと思うと、ただただ驚くばかり。なんと言ってよいのか、二の句が継げない感じ。

■中国の道徳状況(『harabou's blog』2007年11月23日)


孔子様が聞いたら卒倒しそうな話だが、少なくとも、だから中国は駄目なんだといった類の反応をしてしまうと、この先はない。しかし駄目だろうが、嫌いだろうが、そういう現実がこの地球のどこかに確実にあって、そのなかで適応しつつ生きていくことをしている人たちがおり、少なくとも産業経済の側面では彼らと僕はとても深いつながりを持っているのが事実なのだ。だからどうしたと言われると困ってしまうばかりなのだが、こういう世の成り立ちようを知らぬ存ぜぬで過ごしてしまうと、どこかで思わぬしっぺ返しを食らうような気がしてしまう。これは倫理観に裏打ちされた反応ではなくて、もっと生理的な恐怖心みたいなところが来ている何かだ。