梅田さんにリンクを貼っていただく

朝起きて自分のサイトを開いたら、梅田望夫さんの『My Life Between Silicon Valley and Japan』から引きも切らずのお客さんで、いっこうに減る様子がない。定期的に更新を重ねだしてまだ一ヶ月半の我が四阿(あずまや)は少しずつお客さんが増えてきたばかり。お客さんの嗜好を確かめながら、それじゃあ今日はこんなことでも書きましょうかねと、毎晩ぼちぼちと硯に墨を用意しているような感じでいたら、アメリカの漫画よろしく砂ぼこりを巻き上げ、音を立てて大きな団体が押し寄せてきて、猛スピードのまま通り過ぎていき、こちとらはぺちゃんこに押しつぶされてへろへろにされたような気分である。あるいは、地方都市の場末の路地で人知れず露天を開いていたら、ちょっとうとうとしているうちに、いつの間にか銀座のど真ん中にワープさせられた気分と言ってもいい。梅田さんの一挙手一投足は様々な人たちの関心事なのだ。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060728


それにしても、CNET Japanの『英語で読むITトレンド』の頃からの読者として、梅田さんの情報収集力には一目も二目もおいているつもりだったが、自分のサイトを探してもらう体験をし、そのすごさにあらためて目を瞠らされた。こんなものまでケアしているのかと正直思う。それが一日のうち十数時間「Webの世界に住んでいる」と言う梅田さんにとっては、ごく当たり前のルーチンの情報収集の流儀であるらしいのだ。村上春樹さんの小説の登場人物なら、ここで「やれやれ」と呟くところである。

これまで匿名のサイトでやってきたが、梅田さんに背中を押されてしまった感もあり、今日から最低限の「プロフィール」を掲載することにした。