ザンクト・フローリアン修道院に来ています

昨日から2泊の予定でリンツの郊外にあるザンクト・フローリアンの修道院に来ています。リンツはウィーンから180キロ西に位置した都市で、特急列車でウィーンから1時間半、オーストリアの中では大きな町ですが、ウィーンから来るとこじんまりとして、人ものんびりとした雰囲気を漂わせています。それなりの規模の都市にこんな感想は失礼ではありますが、あぁ田舎に来たなあとほっとするものがありました。

そこから、バスに乗って30分ほどでザンクト・フローリアンの町につきます。ここは典型的なオーストリアの田園風景の中に点在する本物の田舎町のひとつですが、通常の田舎町とは違うのは、壮麗な修道院を中心として町が成り立っている点です。大海に浮かぶ巨大な要塞という趣があるその修道院は、それ自体が一見の価値がある代物ですが、今回わざわざウィーンからここまで足を運んだのは、ここがブルックナーゆかりの修道院だからです。

ウェブサイトを見ていたら、この修道院が一般客向けに宿舎を提供しいているを知り、これはぜひとも泊まってみたいと思った次第でした。来てみて、ほんとうによかったと思っています。その感慨を昨晩に文章で綴ったのですが、慣れないアンドロイドと携帯キーボードの操作のおかげで(といちおう言い訳をしておきますが)、気がつくと書いたはずの結構長い文章がどこにもないのです。がっかりし、もう一度書く気力がすぐには湧かないので、ザンクト・フローリアンを見聞した感想は、あらためて帰国してから書かせて頂こうと思っています。携帯キーボードはないよりはかなりましですが、やはり代用品の類ではあり、なかなか普通にはタイピングできません。ちょっとフラストレーションが溜まります。

では、これも修道院の中にある食堂にこれから晩ご飯に行って参ります。この修道院ではゲストルームにはテレビもインターネット接続もなく、食堂だけがフリーwi-fiを提供していますので、この文章が皆様の目に止まるようでしたら、それは私が今日はめでたくこの文章を保存したうえでおいしいオーストリア料理を頂き、成功裏にブログにアップをなし得たということを意味しています。

ではでは。