くまさんよ、寝ぼけたこと言ってないで大人なら大人らしく行動しろ

梅田望夫さんのtwitter上での失言

あれは、なんか梅田氏の罠のような気がしてきました。
私はその「騒動」が起きる少し前まで、
梅田氏にも梅田シンパ(すみません)にも
やや食傷気味だったのですが、
味方をしたい気持ちになりました。

という本ブログエントリーに対する12月7日付けのコメントを読んだときに単純なオレは頭に血が上って反論のコメントを書いたのだが、「こりゃあ、やっぱり大人げないから消すかあ」と反省して20分後に削除しました。別にそのコメントに対するレスもなかったし、消去しても誰にも迷惑がかかるわけではない。10人ぐらいの人たちは読んだかもしれませんが、人に目に触れたのはそんなものでしょう。

でもねえ、このエントリーは許せないよ、くまさん。


http://d.hatena.ne.jp/unknownmelodies/20081213


何が許せないか。
アホなブログを書く前に、来ないなら来ない旨を私宛にちゃんと連絡しなさい。あるいは、あなたが書いているように、出かける直前にそうした判断をしたのであれば、事後であれブログを書く前にメールの一本ぐらいはよこしなさい。それが大人の振る舞いというものでしょう。

こちらは懇親パーティに出席する人数を前日までにレストラン側に伝えて、きちんと人数分の料理を出してもらい、その対価を支払う約束をしてあるのです。あんたのおかげでオレは4,300円を持ち出す羽目になったよ。その程度の、市民としての常識的なたしなみすらがない人間から“異業種交流会”だのといった意味不明な誹りを受けるいわれはないとオレの常識は告げるんだな。別に4,300円が惜しいわけじゃない。そんなものはオレが「シュンポシオン横浜」を開催することによって得られた満足感の対価と考えれば、とても釣り合うとは言えない程度の屁のような額だ。そうではなくて、人に迷惑をかける行為をしておきながら、しゃあしゃあと「わたしゃ行きませんでした」とブログなんぞを書くという神経が許せないということです。あのエントリーは、そもそもあなたに人に迷惑をかけたという意識がほとんどないということの証左だろうが、そのことがオレには許せないのです。

言っておくよ。他人との約束を変更するときには、あらかじめ連絡を入れること。

二つ目。おまえさんが来ないなら来ないでよいが、その理由が「最終的には大勢の人数が集まる異業種交流会というものが馴染めなかったからです(私は50人もの人数が集まったこの会は本質的に異業種交流会になってしまうと思っています)。」とはいったいどういうことだ? これはあなたにだけ言うことではないのだが、人の批判をするのなら実名でやれと言いたい。くまだのといった子供っぽいハンドルネームの後ろに隠れて人を貶めるような言葉を吐くな。

ただ、けっこう面白いので、あなたが付き合ってくれるなら議論をしてもいいが、その「50人もの人数が集まったこの会は本質的に異業種交流会になってしまう」ってのはどういう理屈? オレね、まさに「シュンポシオン横浜」の懇親パーティ会場から100メートルしか離れていない場所で20代半ばの1年間、ある財団法人に勤めて異業種交流の事務局仕事に携わったことがあるのね。1984年のことだ。それに昨年までの6年間はシステムの会社で“同業種交流会”とでもいうのかな、システムの会社間の小さな場所づくりを推進して、自分で言うのも何だが、ある種の好評を博してもいたんだ。それにIT系の交流会ってやつに出たことも一度ならずあるしさ、その手の産業系の集まりってそれなりに知っているんだよ。だからさ、「50人もの人数が集まったこの会は本質的に異業種交流会になってしまう」という不思議な感性についてとっても興味があるんだ。今後の「シュンポシオン横浜」の改善に役に立つかもしれないしさ、もうちょっと説明をしてくれるととてもうれしいね。

言っておくよ。「うれしい」というのはもちろん下手な冗談で、人にネガティブな感情を与えかねないときにはそれなりに言葉を尽くして説明をしなさい。「50人もの人数が集まったこの会は本質的に異業種交流会になってしまう」ではあまりにお粗末です。

三つ目。あなたから嘲りの言葉としての「梅田シンパ」というフレーズをかけられるいわれは100%ないから気をつけて頂きたい。オレが梅田シンパであることは間違いない事実だが、それはくまさんよ、君のように『ウェブ時代をゆく』のサイン本が欲しいからがんばってキャンペーン応募のためのエントリーを書いて、それが見事梅田さんのお眼鏡にかなって当選し、やった当選したとエントリーを書き、それからたった1年しか経っていないのに「そして、もっと基本的な部分で群集を必ずしも善なるものとは考えていない、梅田シンパにどうしても完全になりきれない思いが出てしまいました」と書く節操のなさを、公衆の面前にさらす輩が言う「梅田シンパ」とはかなり異なる心構えのシンパであるということだ。

あなたが軽々に「梅田シンパ」と書く相手であるオレはね、梅田望夫さんを神のごとくあがめ奉る新興宗教の一派でもなければ、サイン本ほしー!とはしゃぎ回るお子様的感性の持ち主でもない。
覚えておいて頂きたいのだが、大人は自分と他人との距離を常に理知的に意識しているものなんだ。オール・オア・ナッシングで付き合うか、付き合わないかといった偏狭な考え、自分が気にくわない相手を「シンパ」呼ばわりするような感性はあまりに子供っぽいと感じられてしまう。「シュンポシオン横浜」の出席者の中には梅田さんと近しい方が何人かいるが、本物のシンパはきちんとした批判精神、批評性を備えた人間である可能性が少なくないとオレは思うよ。

言っておくよ。なんとかシンパなどといった個人を否定する十把一絡げの論理で他人を批判するのは我々の上の世代がかつて日本を覆っていた政治の時代にやったあからさまな間違いであり、君みたいな30代の若い奴がそんな言葉遣いをするのを聞くのはあまりに醜い。あなた自身の人間性を貶めるだけだ。言葉の選び方はもう少し注意すべきだろうと、オレのような誤字脱字平気の平左の奴から見ても思わざるを得ないよ。

オレが言いたいこと、少しは通じたかな、くまさんよ。あなたが大勢の人と会うことが苦手な感性の持ち主であることは、5月にメールのやりとりをした時点から了解していたが、それと断りのひと言を入れる、入れないということの間には何らの関係もない。それぐらいのことはしろということ。あと、無神経ない言い訳はみっともないからブログの上でするなということ。