mmpoloさん、hayakarさんとのひととき、継続すること

年末を勢川びきさん(id:segawabiki)とのハイテンションな出会いで締めたのに引き続き、今年は松の内からブログの仲間との出会いで明けることになった。mmpoloさん(id:mmpolo)、hayakarさん(id:hayakar)とのささやかな新年会である。mmpoloさんとは何度もお会いしてきたが、hayakarさんとは初めて。

『hayakarの日記』はmmpoloさんがはてなの「アンテナ」に登録されていたのがきっかけで存じ上げることになり、それ以来、もう1年以上更新があればきっと見に行くブログのひとつになっている。その私小説風のテイストと、そして何よりも絵がいい。僕はイラストでも漫画でも、デッサン力がない具象作品を見るといらいらしてくる質で、逆にデッサン力がしっかりしている絵を見ると、描かれているものがごく単純なコップであろうと、手であろうと、落ち着きとともに、どこか心がしっかりと引き締められるのを感じる。hayakarさんのイラストはユーモアのセンスもかけがえないのだけれど、何よりも絵の質の高さが見る喜びにつながる。
あの絵を描くのはどんな人だろう、どんな人がでてくるのだろうと思ったら、思いの外毎日イラストででてくる人物に似ているので、それが自分としてはむしろ意外だった。mmpoloさんは、プロフィール欄のイラストの人物が現れると思っていたらしく「若いお兄さんじゃないですか」と本人に苦情を言っていた。

ところで、年末に勢川びきさんにお会いしたときに「中山さん、ブログを拝見したら今日でちょうど500日になっていましたよ」と教えていただいた。他人様に教えていただくのはちょっと変な話題だが、ともかくそういう成り行きで、僕のブログ書き込み500日目はきわどく日の目を見て勢川さんと一緒にお祝いをしてあげることができた。

三上さん(id:elmikamino)が追いかけてきたジョナス・メカスの一年間毎日映像作品を公開するプロジェクトは無事完結し、その試みはさらに公募を土台にした“千夜一夜"に拡張されるらしい。
ブログ書きで教わったこと、教わりつつあることは、「やり続ければそこには価値がついてくる」ということだ。これは前の勤め先で辛い思いとともに教わったことでもある。

続けることは慣れにつながる。慣れると、それまでは苦痛に感じていたことが苦しみの意識なくしてできるようになる。重要なのは継続によって、ものごとを見る際にそれまで知らなかった新しい視点を手に入れることが可能になることだと思う。さらに慣れは、昨日の自分を余裕とともに振り返ることと同義であり、そのようにして自分を乗り越えることには普遍的な喜びの感情が伴う。

そんなことをお二人との楽しい会からの帰りの電車の中で考えた。