このサイトを始めてしばらくの間、場がその種の人たちで閉鎖的になるのが嫌だという意識もあり、クラシック音楽の話題はなるべく避けてきた。じわじわと書き始めたときも、なるべく「クラシック音楽なんか興味ない」人にも読んでもらえるような話題選びや書き方を意識していた。ところが、いちどやってみると根が好きなモノだから、自分自身をコントロールするのが難しくなり、だんだん、どんどん、クラシックオタク向きの話題を書く機会は増えてきた。自然な流れで、コメントを頂く方々のなかにもクラシック音楽ファンが少しずつ多くなってくるという展開になっている。
そういう成り行きの中で、僕が想像していたのとはちがうな、面白いな、ありがたいな、と思うのは、このサイトでコメントをしてくれるクラシック音楽ファンの人たちは、それだけに凝り固まるそぶりを見せないことだ。オタク的サークルしか通用しない話題を振ってきたり、ものの言い方をする人がいないのは、こちらが頼んだわけでもないのにどうしてそうなるのだろうと不思議に思うほど。皆さん、多彩な引き出しのひとつに音楽が入っているような方々だ。
先週、simpleAの金城さんが主宰する“ゆるーい"集まり「わいわい」で知り合ったsergejOさんが『Look4Wieck.com』と称するクラシック音楽検索サイトを運用している。
また、sergejOさんは、同時に『CVLTVRA ANIMI PHILOSOPHIA EST ― おもにクラシック音楽な日乗』というブログもお書きになっていて、内容を見るとその関心の幅の広さに驚かされてしまう。
