落ちた場所で根を生やす

先週のNHK総合テレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」にミシュランの三つ星に輝いたすし店、「すきやばし次郎」の小野次郎さんが出演していた。言い回しはちゃんと覚えていないが、7歳から奉公に出て、それ以来仕事をし続けているという82歳の次郎さんは「仕事を選ぶなんて考えないで、与えられた仕事を天職だと思って一生懸命やればいいんですよ」と語っていた。

その数日後に三上さんが論文を上梓された。そのことを伝えるエントリーのコメント欄に、三上さんは今回の論文のテーマに関して次のように書き記している。

中山さんの新天地での体験談にもどこかで通じるかもしれないのですが、落ちた場所で根を生やす、必要なものは現地調達する、とでも言えるような、どこに行っても、そこを自分にとっての「いま、ここ」として生きるといった、思想というかライフスタイルというか、そのあたりのことが主題です。

早く拝見したい。いや、早くではなく、あわてず騒がず、テキストを目にできるときをゆっくりと待ちたい。

■カピバラの写真、どんど焼き (『三上のブログ』2007年1月13日)