場所の力に抗する

勤めをしていると会社はいろいろな要求を従業員たる僕に向かって突きつけてくるが、それはそれ、これはこれ、と割り切って考える最近である。会社の都合と自分自身の都合とが相容れないこともあるので、そのときには、まず自分を忘れないように気をつける。会社が要求することを鵜呑みにしない。そう意識するだけで、微妙に世界は違って見える。

最近仕事にまつわる感想をブログに書いているが、自分がいる場所の持つ影響力に抗するためには、日記にではなく、他の方々の目に留まるブログにこういう風に書きつけることも一法かもしれないと実践してみている次第だ。

昨日のエントリーで、tsuyokさんが村上春樹の「僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ」という言葉を引用していらっしゃる。ほんとうにそのとおりだなと思う。

■淡々と(『われ思う、故に…』(2008年1月28日)