だから外国に出る必要はないという話ではない

昨日、外国に出ることが外国語を習得するために必ずしも必要とは思わないという話題で遊んだけれど、言うまでもなく、外国に行くことの重要性は外国語を習得するという目的のためにあるわけではない。そんなことはどうでもよいことで、故郷を出ることによってのみ知ることができること、感じることができることが世の中にはあるはずだ。日本語をおしゃべりできる友達を伴うことなく、日本語のウェブサイトが読める端末を持たず、若者は外国を歩くべきだ。たとえ短い時間でさえ。そう強く思う。未知の土地は人をたくましくする。人にある種の覚醒をもたらす。たぶん中年にとっても、そのことは真実なのだろうと思う。