思いがけなかったこと

勤め先で先頃刊行した本が、『池田信夫blog part2』で“今年のベストワン”と褒めて頂いたうえに、「この10年間の本ベスト10」の4位にランクインしている。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51327026.html

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51328177.html


内容は池田さんのブログで要約されている。趣味の本読みとしての私の手に負えるような代物ではない専門書である。だが、人づてに聞いたり、ネット上で聞こえてくるところによると、いつでるかと楽しみにしてくれていた方は少なくないらしい。

私が嬉しいのは、自分の勤め先で出た本が評判を得ているのもさることながら、監訳者の一人が高校3年生のときの同級生であること。この本は私が2年前にいまの勤め先に来る前から走っていた案件なので、まったくどのような内容かをしらず、監訳者に彼の名前があることも本が出てから気がついた。彼は村上春樹の『やがて哀しき外国語』にも「経済学者のカンドリくん」として登場している人物で、30年前の映像と共に、当時の素敵な人柄だけが記憶に止まっている。池田さんのブログで取り上げられたこと以上に思いがけなく、とても嬉しかった。