会ってみなけりゃ分からない

東京では勢川びきさんと馬場さん、脇さんが、大阪では平林さんと吉岡さんが年明け早々お会いになり、充実した時間を過ごされたご様子です。

■素晴らしき若者たち(『 勢川びきのX記:4コマブログ』2009年1月10日)
■シュッポGP R1 in Osaka(『天ニ星 地ニ花 人ニ愛 ☆ 吉岡 和幸ノブログニ御座候』2009年1月12日)

kob_ssさん(id:kob_ss)とスガハラさん(id:alsografico)のところからも、同じような話が伝わってきます。そういう私も年末の12月29日、「近くにいるから、よろしければ」と下川さん(id:Emmaus)から不意のメールをもらい、スターバックスで2時間ほど、今まで聞けなかった下川さんのお仕事にまつわるご感想を中心にさまざまなお話を伺う機会を持つことができました。貴重な時間でした。

シュンポシオン横浜」で集った皆さん、これらのブログをお読みの皆さん、ぜひ時間を見つけて気になる人をつかまえましょう。ブログだけでは理解できないいろいろなことが見つかるはずです。関東一円にお住まいであれば、その気になればさまざまな人と会うことができます。「シュンポシオン横浜」のような大勢の仲間が集う場所は楽しいですが、賑やかで時間が限られている分、じっくりと話を交わすのは不可能です。気になる人に声をかけて、ぜひ本物のシュンポシオンの時間をもたれることをお勧めします。

ブログに当の人物がどの程度表現できているのかを考えてみると、実はなかなか問屋が卸さなかったりします。一つには誰もが十分に書く技術を持っていないからです。文筆業に従事している人ならいざ知らず、自分を書き言葉で表現するのは簡単ではありません。どこまでその人の魅力が自身の筆で伝えられいるか。「シュンポシオン横浜」であらためてそのことを考えました。生身の人間からは、文字では表現できない多様な魅力や可能性が伝わってくるものです。

もう一つ、ブログの無力に言及するならば、本当のことを伝えるのが難しいのと同様、文章の上では嘘をつけるということもあります。生身の自分を隠して表現することもできれば、ブログ上の人格を創造することもできます。これは前者と反対に相当程度の書く技術を持っていることが前提です。こんなことなら会わなきゃよかったということにもならないわけで、例えば愛読する作家など、自分で作り上げたイメージを壊すのが恐いので、会わない方がよいと思うぐらいです。

でも、それも含めて会ってみなければ何も分からない。会ってみれば、その人物の別の魅力が見つかるかもしれないと、積極的に考えてみるメリットの方が大きいのではないでしょうか。ブログをリアルとは異なる別世界に閉じ込めないで、単なる道具として使い倒しましょう。私自身、今年はますますそうしたいと思っています。声をかけられれば、時間が許す限り、どんどんシュンポシオンにでかけていくつもりです。