私はいくつ?

昨晩、simpleAの金城さん(id:simpleA)が主宰するおしゃべりの会に出席したら、いいことがあったぞ。名刺を渡した初対面の若者が「若いのに管理職なんてすごいですね」とおっしゃるのである。「えっ、僕、いくつに見えます?」と問い返したら「二十代後半でしょう!?」と答えが返ってくるではないか! その隣に陣取ったこれも若い方だが、にこにこと「32歳」と! もう、「!」のオンパレードものである。もう、嬉しくって仕方がない心の状態に突入し、金城さんや周囲の人たちに「聞いて、聞いて、聞いて」と触れ回るしかない。

冷静になって考えると、そもそも、第一印象が若いというのは、貫禄がかけらもない、ちゃんと然るべき年の功を獲得していないということでもある。若いと言われて喜ぶのは、それだけで十分に歳をとっている証拠である。でも。喜ぶのは馬鹿かもしれないが、思い過ごしでも良いから物事にプラスの面を見いだしエネルギーにするのは、中年の境目を超えた人間の、大事な生きるための知恵なのだと最近の僕は思う。我勘違いする、故に我あり。昨日のエントリーへのトラックバックにCUSCUSさん(id:cuscus)が、これも中年の危機にまつわるシビアな事実とエピソードを書き込んでくれている。あらためて、そういうもんだよなとつくづく納得の気分。