写真旅行記は退屈だと思った

いや、自分でやっておいて言うのも反則ですけれど、写真にキャプションめいた文章をつけてつないでいくブログは単調になる嫌いがありますね。
これが文章だけだと、「この一文ではこういうことを言おう」と訴えるメッセージを決めて作文にかからざるを得ないわけですが、写真があれば、そんなものがなくてもそれなりのエントリーが半ば自動的に出来てしまう。ところが「とりあえず写真を見てください」となったとたんにメッセージは写真を超えていかない。メッセージ足る瞬間を捉えた写真があれば、それでも類として優れたものが出来るかもしれませんが、しかし、どこか違う。今回の北海道旅行については、本来語るべきことを語っているという感じがあまりしません。言語化されたメッセージは、視覚が訴えるメッセージとは異なものということを、一連のエントリーを書いてみたことによって皮膚感覚で理解できたような気がします。当たり前のような話ですが。