ブログのこと

はてなのことを書いたらたくさんの人が読みに来た。このブログだけの傾向を見ると、IT系の話題、若い人向けのメッセージとなっているもの、仕事や働くことに対するエントリーにクリックが集まる。


私の知識と力量、性向とでブログとして受けるものを書くにはどうすればよいか、やってみるとそれなりに理解できてくる。ブログがどんな場所かも自分なりの世界観が出来てくる。さて、これからどうしよう。どんな媒体だろうが発表するものはお客さんがつかないと楽しくないんだからと読者数が稼げる路線で行く手もあり、いやいや、ここは依頼主がいない制約なしの世界なんだから、自分にだけ楽しいものを書いて、それを楽しんでいただける10人、20人の人がいればそれこそが最高だと思うもう一方の自分あり、ときにはだいたい分かってきたから一周年記念(人に読ませるつもりで書き始めたのは昨年6月だ)ぐらいでサイトをたたむのも手かなと考える自分もあり。


と、まぁいろいろと考えもするが、今の気持ちを一本に整理すると、昨年の8月に『三上のブログ』の三上さん(id:elmikamino)から頂戴した最初のコメントがもっとも腑に落ちているということになるだろうか。

三上 『中山さん、余計なプレッシャーをあたえてしまったのではないか、とちょっと反省しています。今まで通りの自由な調子で書き続けてくださることを願っています。ブログは不思議なメディアというか、途方もなく大きな器のメディアだと感じています。自由と責任のバランスの取り方が難しく、私はいつも手探りでその重心のようなポイントを探しながら書いています。ですから、「文体」はエントリー毎にバラバラです。以前と矛盾したことを言うようですが、ある意味では、自分のために書くという姿勢を貫いてもいいのではないか、とも思います。これは素人の言い訳にしか聞こえないかもしれませんが、自分のために書く、という場合の「自分」とは未来の自分のことで、それはほとんど「他人様」に等しいのではないか、とも思うからです。もちろん、本物の「他人様」の存在によって鍛えられることも多いですが。』
(「日記の半歩先」(2006年8月6日エントリー)への三上さんのコメント)