題名

写真をgooのブログを使ってアップし始めてから早2ヶ月が過ぎた。残念ながら「はてな」の写真に対する思い入れはほとんどないに等しく、分類はできないし、ユーザーのニーズを気にしている風ではないのが明らかで、2,3の商用ブログを比べてgooを使うことにした。gooも理想的というには足りないところは多いし、広告があちこちで顔を出すのが邪魔くさいが、「はてな」に比べると格段に使いやすい。動作もスムーズ。(「はてな」の名誉のために書いておくと、バナー広告のうるささと無縁の「はてな」の清潔感は、やはり悪くないと思う。)


使ってみて気がついたのだけれど、gooで気に入らないのは題名欄に情報を入れないとアップできない点だ。日付や通し番号を入れてお茶を濁すのも芸がない気がして、ベタなタイトルを入れてはいるのだが、写真に題名が必ずなければいけない法もない。とくに僕が撮っている風景のスナップは見ていただくとおりのものなので、ほんとは題名なしでいいのだ。これは、あくまで趣味の問題。文字にするのもアホらしいような話ではある。


ただ、山本弘さんの絵になると話は大違い。題名は大きな意味を持つ。一昨日『mmpoloの日記』で紹介されている「種畜場」は、もし題名を知らされなければ僕にとっては抽象画である。題名の故に、あるいはmmpoloさんの解説がある故に、そこに牛がたたずみ、霧が流れ、柵が顔を出す。絵に向かって優しさが流れ込む。この絵にとってそうした付加情報の価値は大きい。これは何だろう?