怪我

本日、朝から病院に出かけ、警察に行って被害者供述調書なるものの作成に協力し、さきほど帰宅しました。午前中に済ませて午後は会社に行く予定だったのですが、病院で大いに待たされ、結局ほぼ一日がかり。今日は昼の時点で出社を諦めました。

事故直後に看てくれた当直のお医者さんは、レントゲン写真を見ながら亀裂が入っているようだと言っていたのですが、今日診察してくれた指が専門の先生によれば、亀裂どころか盛大に折れていたようです。要は突き指の親玉で、薬指の最初の間接の部分にくっついている腱に引っ張られて骨の一部がはがれてしまい、蝶番の3分の2ぐらいがなくなっているけっこうひどい状態なのだそうです。明日午前中に針金を2本入れて骨を固定する手術を受けることになりました。どうりで痛いはずです。全治およそ一ヶ月で、うまくいけばお正月前に針金を抜くことができるようです。

亀裂ぐらいなら、一週間もすれば普通にキーボードを打てるんじゃないかと高をくくっていたのですが、そうは問屋が卸してはくれませんでした。でも、キーボードを打つこと自体にはOKサインを出してもらいましたから、がんばって仕事も「シュンポシオン横浜」の準備も精を出したいと思います。「もっとも痛くてあんまり打てないでしょうけどね」と医者はすました顔で言ってましたが。

それにしてもあらためて専門家はすごいなと思いましたし、医療の世界ではこんな風に物事が細分化されており、少しだけ分野が隣に移っただけで、まったく状況が理解できないんだなとあらためて驚きました。今日最初に看ていただいた整形外科の先生には分からないからと、指専門の先生を連れてきてくださり看てもらったのでした。日曜日の当直医なんて、こちらが「痛い」と主張する前は写真を見ながら「あぁ、大丈夫そうですね」なんて気楽な顔をしてたんですからひでえもんです。

午後2時からは警察署に出向き、1時間以上かけて調書づくり。お巡りさんの質問に答えながら覚えていることを話しました。全治一ヶ月の怪我を負わせると、検察送りになって「自動車運転過失致死傷罪」で事情聴取される可能性が高いと教えてもらいました。今回の事故は運転していた方の不注意であることが明白で、ご本人も私に対して平謝りなのです。私が言うのもなんですが、国家権力はあんまり高飛車に聴取だ、犯罪だと振る舞わないでほしいなと思い、ぜひ情状酌量をとお願いしてきました。