「処刑室」を読み終わる

グリシャムの「処刑室」読了。重たいテーマである。救いを目指して物語は進む。そう信じていたのに救いは起こらなかった。この割り切れなさは、「弁護士事務所」や「ペリカン文書」の予定調和的娯楽作品しか知らなかった身には驚きであり、読後感は重たい。だが、つじつま合わせがない分、内容は濃い。