ミューザ再開コンサートのブルックナー交響曲第9番

4月に聴いたミューザ川崎のリニューアルオープニング・コンサートを再びテレビで鑑賞中。うちのテレビだと、せいぜいメロディラインと高音あるいは強奏の楽器がキンキン聴こえるだけなので、ただでさえスッキリ・クッキリな演奏に残念ながら余韻のかけらもない。実演の影を見るような気分。また、ブルックナーの9番を聴きたくなる。スダーンの元気いっぱいな解釈ではなく、朽ち果てていく肉体と永遠を仰ぎ見る魂の葛藤を聴くような演奏で。