スケッチ

『米と僕』でいくつも並んだ木のきのこの写真を見ていたら、やたらむずむずとしてきて自分も手で何かをつくりたくなり、いったい何年ぶりのことか知らないが、手元にあったありあわせのボールペンで、目の前のティーポットをスケッチした。

手を動かしていたのはものの5分か。それだけのことで心がすっきり。くっきり。

久しぶりに書いた一筆書きだから、出来の悪いのは仕方なく、ともかくも形がとれない、立体感がないのはご愛敬ということで。『hayakarの日記』(id:hayakar)のイラストや勢川さん(id:segawabiki)の漫画の線に見惚れるのは、できることなら自分も描きたくて仕方ないからなのだ。僕のカメラは、絵を描く時間、根気、決意がない男の代償行為である。たぶん。