気分は私もSJC

下川さん(id:Emmaus)が突然設立を宣言したジョギングとウォーキング仲間の会「シュポ・ジョグ・クラブ2008(SJC)」がたちまちのうちに賛同者を得て賑やかになっています。私のところにも宣言直後にジョギング中の下川さんから携帯メールが来て、「おっと、もちろん中山さんも加入ですよね?」とおっしゃるじゃないですか。敬愛する下川さんの脅しですから、素直に「はい」と返事をしないわけにはいきません。ということで、めでたくSJC入会の仕儀と相成りました。


■「シュッポ・ジョグ・クラブ 2008」のご案内と実名公開(『Emmaus'』2008年6月7日)
■橋を架ける者たち(『Emmaus'』2008年6月12日)


みんな走りましょう、歩きましょう、というだけの、代表もいないと下川さんがおっしゃるぐらいのいい加減さが素敵です。金城さん(id:simpleA)のところで進んでいる共同翻訳とまったく一緒で、実にブログ的です。個人にとっての何かある活動がブログで明示されることによって、それはコミュニケーションだよ、と誰かが宣言することによって、ほんとにコミュニケーションの手段として機能し始める。どうもこの界隈には普通ならばき真面目の表象となるはずの活動をブログ上でゆるーく人的に結合して楽しさに変換してしまう錬金術師が徘徊しているようです。下川さんも、金城さんも私にはそんな風に見えますし、例えば勢川びきさん(id:segawabiki)の漫画にも、三上さん(id:elmikamino)のメカス365日やあれこれの仕掛けにも同じ匂いを感じざるを得ません。

というわけで、私もゆるーく乗せられて、運動不足と毎日のビールで弛緩している肉体に刺激を与えるべく昨晩歩いてきました。昨日の勢川さんや山崎さん(id:caesarkazuhito)との山談義にも如実に影響を受けています。根が単純なのです。私の住んでいるマンションは横長の、比較的大きい一棟なのですが、12本ほど階段が並んでいます。高校生の息子と一緒に7階まで2段とばしで登って降りてくる。次の階段まで歩いてまた登り、降りてとマンション登山を敢行しました。

ごくごく短い運動ですが、今の体力だとこれぐらいがせいいっぱい。息子にはあっという間に置いて行かれるし、たちまち汗をかき始めて途中からは心臓がばくばくいうし、狭心症で心臓に爆弾を抱えている中年男のウォーキングにはなさけないものがあります。かつてあこがれた「単独行の加藤文太郎」どころの話じゃありません。でも、そんなときに「これはSJCの活動の一環」と考えると、なんだか楽しくなってくる。
ブログはいいですね。あらためて思いました。