2006-10-17 外国 内と外 初めて見知った外国は得てして盲目の信頼を寄せる対象になりがちだ。音楽好きだった僕の場合、ドイツがそんな存在だった。ドイツ語でFernweh(彼方に対するあこがれ)というやつ。でも、あなたではない私にあなたのことは分からないように、外国の理解もまた一筋縄ではいかない。けっきょく、外国は外国でしかないと今では思う。しかし、あなたのことは私には分からないと覚悟してしまえば、また見えてくるものもあるのではないか。もう6年以上、日本の外に出る機会がない。