mmpoloの日記


『mmpoloの日記』は実に文学的なブログだ。市中にはすごい人がいるものだなあと感心する。僕のブログは時に小説の感想などもネタにはしているが、後から読み返してみると、ビジネス文書の下書きみたいでセンスなど微塵もなくがっかりするばかり。下手な形容詞や形容句を書き散らかして自滅している。俺ってそういう人間なんだと思う。これとはまったく反対に、『mmpoloの日記』は文学的素材を俎上に載せても、身辺雑記を読ませていただいても、話題と言葉の選びように、行間に、戦後文学的なにおいがぷんぷんする。うまいだとか、下手だとか、そういう技巧の問題ではない。今のところ、僕が見つけた唯一文学がにおうブログ。

■mmpoloの日記


このエントリーを読んで『mmpoloの日記』に行ってみて、結果ご賛同いただける方がどれぐらいいるかと言えば、おそらくあまりいないだろうなと、先回りしてそんな風に思いながら書いているのは、数日前も書いたとおり、僕自身は「はてな」をはじめとするブログの世界を理系の人を中心とした場所だと考えているから。もちろん世代の差もあるかも。『mmpoloの日記』には、かつて十代に背伸びをして垣間見ていた文学の世界の残り香がする。


こういう方はブログなんてやらないのかと思った。ついでに「RSS」か「アンテナ」をオンにしていただけると嬉しいのだけれど。