昨日、仕事中に外出して小一時間ほど歩いた。汗が体中の毛穴から絞られるようににじり出て服はぐっしょり。たちまち方針は決まった。もうネクタイなんぞしていられるか。
というわけで今日からノーネクタイである。世の中はクールビズというのが流行言葉だから、ノーネクタイでどこに行こうが最近は怪しまれない。しかし、どっこい自分のはクールビズではない、単なるノーネクタイだ。そこんとこ、分かる奴いないだろうと世間を軽んじると、世の中そうは問屋が卸さない。「おっ、ノーネクタイだね」などと目尻にしわを寄せてこちらに話しかける輩がいる。きっと、彼らは地球人に紛れて東京に住まう地底人か宇宙人だな。
