一週間少々の短い間ですが、明後日からウィーンとリンツに遊びに行ってきます。日本の外に出るのはいつ以来だろうと振り返ってみると3年半前にインドに初めて行って以来。ヨーロッパに足を踏み入れるのは2000年の秋のスウェーデン、フィンランド出張以来。純粋に遊びで海外に行くのは、アメリカに駐在をしていた最中の90年代後半に、大西洋をわたって当時ミュンヘンにお住いだった先輩のYさんご夫妻を訪ねて以来です。海外一人旅というのは、この先二度目があるかどうか。多分ないんじゃないかと思っています。50歳を超えると、いろいろな欲望が次第に薄くなってきて、それ自体は悪いことではないと思いますけど、海外旅行なんていうのも今でぎりぎり欲望の対象じゃないかと想像しながら、さて何しに行くんですかね、などと思いながら、出かけてきます。
で、今回の欲望の対象ですが、ウィーンに行くわけですから毎晩にようにオーケストラのコンサートを入れましたけど、それよりも数年前に翻訳に少し関わった紀行文学の名作の舞台をこの目で確認したいというのが、ウィーン辺りに出かけてみたいと考えた大きな理由です。あと、一ファンとして作曲家のアントン・ブルックナーの交響曲を随分聴いてきたので、この大作曲家ゆかりの場所を見てみたいというのもありました。この線の延長線上で、ブルックナーの出身地であるリンツと聖フローリアン修道院も行ってみたいとも考えました。こうして書いてみると、とりあえず、ウィーン、リンツ方面に向かう欲望は十分ですね。
最近ブログをさぼっていたら、もう少し書いてくださいとid:mmpoloさんに優しく催促されてしまったので、旅行をだしにして、久々にお散歩エントリーでも書いてみようと思っています。Wi-Fiで現地からうまく繋がるといいのですが。