2013-01-01から1年間の記事一覧

マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のブルックナー交響曲第3番

ロリン・マゼールが指揮するミュンヘン・フィルでブルックナー交響曲第3番を聴いた。プログラムの前半はタンホイザー序曲とヴェヌスベルクの音楽、トリスタンとイゾルデよりイゾルデの愛の死の2曲。プログラムの質と量を考えると思いがけないことだったが、…

なぜ『テ・デウム』なのだろう?

世を去る間際、ブルックナーはなぜ『テ・デウム』を交響曲第9番の未完の第4楽章の代わりに指名したのだろう?スダーン指揮東京交響楽団によるミューザ川崎再開記念コンサートで、ブルックナーの交響曲第9番と『テ・デウム』が続けて演奏されるのを初めて聴い…

こだわりはよいか、わるいか?

昨日の演奏会の感想文は、自分自身に対してある種の規制が働いた。「おめでたいミューザ川崎のリニューアル記念演奏会なのだから、あまりひねくれた文章を書くのはやめよう」というスイッチが何気なく作動してしまったという意味である。ほんというと、昨日…

スダーン指揮東京交響楽団のブルックナー交響曲第9番、そして『テ・デウム』

東日本大震災でホールにぶらさがるつり天井が客席に落下し、世間の耳目を集めたミューザ川崎が地震後の修復工事を終えて2年ぶりに再開した。今日はそのリオープニング・コンサートに出かけてきた。曲目はブルックナーの交響曲第9番と『テ・デウム』。出演は…

初めての読響

2月に1度、3月に1度、サントリーホールでオーケストラのコンサートを聴いた。今年のコンサート通いの最初は2月18日に下野竜也指揮の読売日本交響楽団でブルックナー交響曲第5番一曲というプログラム。これはとてもよいコンサートだった。めぐり合わせという…