2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログを書くと

このところクラシックの話しか書いておらず、クラシック音楽のブログになっちゃったような感じだが、それでもこうして時々書いているとブログの仲間から思いがけない連絡がひとつ、ふたつと入ってくる。やっぱり、そうしたやりとりがあるのはいいものだ。ブ…

横浜フィルハーモニー管弦楽団第69回定期演奏会

ゴールデンウィークの前半は家の用事を済ませたり、家族で食事に出たりとゆっくり過ごし、今日はアマオケ鑑賞。横浜フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聴きにみなとみらいホールに出かけてきた。今日座った席は前から7列目とかなり前の席。普段は安いチ…

ブルックナー交響曲第3番は実にマゼールに合った曲だと思う

ブルックナーを初めて聴いたのはマタチッチがN響を振ったライブのFM放送だった。1970年代半ばのことだ。聴いたのは交響曲第8番。モーツァルトやベートーヴェン、ブラームスが交響曲としか思っていない耳にはまるで前衛音楽に聴こえた。あとで考えると、その…

マゼールとミュンヘン・フィルの愉悦

マゼールは意識的に追いかけた音楽家ではないので、彼とミュンヘン・フィルがいつから一緒に仕事をしているのかはまったく知らない。音楽会当日のプログラムを買えばその辺りの事実関係については記述があったかもしれないが、外来演奏家のコンサートでお金…

マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のブルックナー交響曲第3番

ロリン・マゼールが指揮するミュンヘン・フィルでブルックナー交響曲第3番を聴いた。プログラムの前半はタンホイザー序曲とヴェヌスベルクの音楽、トリスタンとイゾルデよりイゾルデの愛の死の2曲。プログラムの質と量を考えると思いがけないことだったが、…

なぜ『テ・デウム』なのだろう?

世を去る間際、ブルックナーはなぜ『テ・デウム』を交響曲第9番の未完の第4楽章の代わりに指名したのだろう?スダーン指揮東京交響楽団によるミューザ川崎再開記念コンサートで、ブルックナーの交響曲第9番と『テ・デウム』が続けて演奏されるのを初めて聴い…

こだわりはよいか、わるいか?

昨日の演奏会の感想文は、自分自身に対してある種の規制が働いた。「おめでたいミューザ川崎のリニューアル記念演奏会なのだから、あまりひねくれた文章を書くのはやめよう」というスイッチが何気なく作動してしまったという意味である。ほんというと、昨日…

スダーン指揮東京交響楽団のブルックナー交響曲第9番、そして『テ・デウム』

東日本大震災でホールにぶらさがるつり天井が客席に落下し、世間の耳目を集めたミューザ川崎が地震後の修復工事を終えて2年ぶりに再開した。今日はそのリオープニング・コンサートに出かけてきた。曲目はブルックナーの交響曲第9番と『テ・デウム』。出演は…