2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

シベリウスの第5交響曲

Sonnenfleckさんの文章を読んで、たった一度だけ訪れたヘルシンキを思い出した。2000年の秋のことだ。 ■音楽と音響の間(『庭は夏の日ざかり』2009年6月28日) 同じく初めて訪れたお隣のスウェーデンは、ストックホルムにも、エーテボリにも、北ドイツ、たと…

雨の日曜日

二日続きで子供の野球見物。試合が始まったとたんに降り始めた雨は、あっという間に本降りになり、傘の下で小さくなりながら、どろんこ試合を観戦する。子供は内角に食い込んでくる球をバントしそこない、利き腕の人差し指を打撲。もう本番まで3週間を切った…

いつもの土曜日

梅雨の合間の湿気を含んだ晴れの土曜日。日陰のない場所に腰を下ろして子供の野球見物をしたら、あっという間に腕は赤い色に染まり、Tシャツの跡がくっきりと上腕につく。いわゆる土方焼けである。土方なんていうのは、いわゆる差別用語なのだろうなと思うが…

雨。このまま降り続いてくれれば、心は永遠の安息に向かって下降していけるのに、あがらない雨はない。

村上春樹をめぐる日記風文章

昨夕は友人二人と電子メールで懇談を少々。村上春樹読みのmさんとは『1Q84』をめぐって何度かメッセージが往復する。『1Q84』については、先日の津田沼でもhayakarさん(id:hayakar)さんと話題になった。ものの5分にも満たない、おそらく2、3分の…

梅田さん発言をめぐるぐちゃぐちゃを読んでいると自分の勤め先を思い出したりする

Web

うーん、ジャパネスクー。*1 *2 *3 *1:「Discover Japan」ともいう。 *2:「いい日旅立ち」ともいう。 *3:冗談が極端に通じない人がときどきいるので用心のために書いておくと、これは通常いわゆるひとつの皮肉と呼ばれる類のものである。

亀の甲より年の功という部分はあるよなと思う

少し時間が経ってしまったが、『未来のいつか/hyoshikの日記』の吉岡さんのエントリーに触発されて書いた文章に対して、あらためて当の吉岡さんがトラックバックを送ってくれた。このときのトピックと吉岡さんの主張は、仕事の世界で多くの経験を積んでいる…

「シュンポシオン横浜」今年もやります

昨年12月13日(土)、ブログを通じて知り合った仲間が一堂に会して楽しむイベント「シュンポシオン横浜」を開催しました。市中の一ブロガーの呼びかけで開いた会でしたが、多くの方々に支えられ、エントリー50名という発案当初は思いもよらなかった大きい集ま…

パーソナル多メディア時代をめぐる日記風文章

Web

twitterを始めたとアナウンスしたら、あっという間にめざといブログ仲間に見つかり、“follow”してくれて、こちらも“follow”をお返しする。と、その日のうちに、yukioinoさん(id:yukioino)が拙ブログのコメント欄で先日おっしゃっていた“twitterのシュンポ部”…

twitterについてもう少し

昨日、twitterについて感想を書いたところ、三上さんからトラックバックを頂いた。三上さんが奄美旅行で体験されたディスコミュニケーションという主題をtwitter的営為の対極に置いた、それはそれは強力なトラックバックである。三上さん、ありがとうござい…

twitterはやばいと思った

Web

使い始めてたったの三日間、短い英語のフレーズを数回ポストしただけなのだが、twitterはちょっと危険な道具だなと直感、積極的に使うのは止めることにした。ブログのよいところを突き詰めると、twitterに行ってしまう。それはたった2,3日でもうっすらなり…

津田沼が終わったので

そろそろ横浜の出番です。今年は実行委員会まで作っちゃいます。

津田沼

金城さん主催の『単なる飲み会@津田沼』に行ってきた。 ■単なる飲み会@津田沼 予告編(2009年4月30日) ■単なる飲み会@津田沼の注意事項(2009年6月8日) 今年も津田沼駅近くのテント酒場「SALA」にて開催。今年の遠距離参加者は大阪から駆け付けてくれた…

板東さんと半年ぶりに会ってtwitterの話なんかをした

昨日、板東さん(id:keitabando)が勤め先に訪ねてきてくれた。My Open Archive関連のミーティングで上京した合間を縫って、わざわざ足を向けてくれたのだ。板東さん、相変わらずあの笑顔と颯爽の風情である。エネルギッシュに電脳空間を使い倒している様子を…

「decentな」村上春樹

『1Q84』の中には、全編にわたり暴力と性のエピソードがこれでもかとばかりにちりばめられている。作者が村上春樹でなければ、陰惨な影に覆われて読むのが辛い小説に仕上がっているはずだが、書いたのがハルキさんだとそうはならない。これは、端的にい…

ブログを書いているだけでも個人と社会の関わりは容易ではないなと思う

実名で会社員生活を生きる。実名でブログを書く。実名でその他諸々を活動する。ということになれば、ブログに関して言うと、滅多なことは書かなくなる。ワタクシのブログはだからつまんないとは自分自身思うけれど、無責任な物言いはしなくなるということも…

ブルックナーを聴くように村上春樹を読む

村上春樹の小説はアントン・ブルックナーの交響曲のようだ。という感想は、ほぼこの一年ほど、彼の第4番の交響曲ばかり聴いて過ごすということをしており、折りにつれ、この大作曲家のことを考えているから出てくるのだけれど、新作『1Q84』が、そうした…

『1Q84』を読み終わる

とりあえず、『1Q84』を読み終わる。報道によると、上下巻あわせ、二週間足らずですでに100万部が売れたという。金曜日にBook2(下巻)を買おうと思ったら、我が家の最寄り駅にある本屋さんは欠品状態で、「申し訳ありませんが、『1Q84』は品切れです…

外国で感じたごく小さな不愉快の思い出

ニューヨークに駐在を始めたとき、ドイツ語は少ししゃべれるが、英語はあんまり、というのが僕の英語力だった。こういうことを書くと、それだけでいけすかない野郎だと感じる人が世の中にたくさんいるかもしれないが、このブログ界隈だと、その種の心配はあ…

mmpoloさんのブログが1000日を超えた

mmpoloさんのブログが1000日を超えたと教えて頂いた。 ■ブログを書いてちょうど1,000日となった(『mmpoloの日記』2009年6月3日) 私がブログをやり始めて日が浅かった3年前からのお付き合いであるmmpoloさん(id:mmpolo)と三上さん(id:elmikamino)は、いまだ…

私と他人の境目にて

パソコンのモニターを眺めながら、映っている画面とはまるで関係のないことを考えていた。問題の解決策は、ある意味で実に簡単だった。間引けばいい。できるやつを数人残し、そうではない人にはお引き取り願う。大会社でも、そのようにして体勢を立て直すの…

諦めないぞ

子供の頃、日本の国は田舎でダサイなあ、日本人はかっちょわるいなあと思っていたが、コミュニケーション下手という点では、我が祖国はますますひどくなり、格好悪くなっている。我々の親の世代は、田舎くさかったかもしれないが、それを田舎くさいというの…

緑弦楽合奏団の定期公演

年に一度、招待して頂いている緑弦楽合奏団の演奏を聴いてきた。横浜市青葉区の在住者を中心に組織されたアマチュアの団体だが、コンセルトヘボウ、N響と有名オケでバイオリンを弾いていらした村上和邦さんが指導し、ソリストを務められるその合奏能力は、僕…