2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の日曜日に野見山暁治の番組を見る

昨日は雨。絶え間ない雨脚の変化を眺めながら、一日屋内にうずくまっていた。夜、mmpoloさんのエントリーで教えていただいたNHK教育テレビの『新日曜美術館』で、野見山暁治さんのステンドグラス制作の様子を記録した映像を見る。東京の新しい地下鉄、副都心…

聖地再訪

昨日の土曜日、湘南の海を愛でながら茅ヶ崎の開高健記念館までサイクリングをしてきた。3月に訪れたばかりだが、ふと開高先生に触れたくなって思い立った瞬間に足がそちらに向いた。自転車で1時間で到達できる距離にこういう場所があるのは、ファンとしては…

茨城の北の端で漆と付き合う菅原さん

何が縁で読み始めたのか、梅田本つながりか、文学や音楽の話か、その辺りはとんと覚えていない。お星さまともだちの一人、飄々とした味の身辺雑記がいい感じの『米と僕』をお書きになっている菅原さん(id:alsografico)が茨城に引っ越して、漆の関係のお仕事…

ケガだらけ

アメフトをやっている長男が膝を手術し一ヶ月半が過ぎたが、本人によると回復が思わしくない。痛みが残り、歩くのはできても、運動に復帰するのはまだ時間がかかりそう。 「よくなるのかな? 手術前と痛みがあまり変わらないんだよね」 と本人は弱気モード。…

仕事が変わる

勤め先で担当する仕事が変わることになりました。半年間、企業がつくる報告書や印刷物の、営業から制作までを行う部門にいましたが、来週からは一般書籍部門に移ります。仕事は、編集者さんたちを恫喝し、鞭でたたきながら、本をつくらせるくらーい役回りで…

しんぷる先生の翻訳プロジェクトにはたまげた

Web

金城さんとこの共同翻訳プロジェクトが終わって来週に東京目黒で打ち上げがある。■MyOpenArchiveにアップしたので打ち上げ告知金城さんのやることにはいつも驚かされるが、今回も例外ではなかった。ちゃんとした説明がないので、この人の動きは一見するとカ…

『私塾のすすめ』ってどこが面白いんですか?

先月だかの金城さん(id:simpleA)の「わいわい」の席で、誰からだったか「『私塾のすすめ』ってどこが面白いんですか?」と尋ねられた。そのときにはすでにエビスビール2パイントを飲み、酔っぱらい方面に移行途中だったので、「うーん」とかなんとか言ったき…

妙本寺の海棠が記憶の花びらを散らす

記憶は途轍もなく重要だということを最近やっと考えるようになった。ブログのおかげだと思う。意図していたわけではないが、結果的に記憶の貯蔵庫をつくる行為を続けることによって、今まであまり意識していなかった過去とつながることの重要性に少し思いを…

場所を選ぶことは重要だ

ふたたび井伏鱒二の『山椒魚』の話ですけれど、岩屋の中に閉じこめられた山椒魚は次第に「よくない性質を帯びてくるらしかった」と書かれています。おそらく、インテリの山椒魚でなくても、自我を備えた生き物はほぼ例外なくそうで、「ここは自分のいる場所…

安全の話

僕が子供の頃にイザヤ・ベンダサンが「日本人は安全と水はただだと思っている」と書きました。自宅から歩いて10分の公園に死体が遺棄されるという現実に直面して、僕は大いにショックを受けているのですが、それが地方紙の埋め草記事程度にしかならない、誰…

桜の樹の下には

井伏鱒二の『山椒魚』同様、『桜の樹の下には』は文学好きなら誰もが知っている。 桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられ…

山椒魚

井伏鱒二の『山椒魚』は国語の授業で取り上げられるので、ほとんどの人が一度は読んだことがあるのではないかと思う。谷川の縁に穿たれた岩屋のなかでのんびりとしていたら、体が大きくなってそこから出られなくなってしまった山椒魚。 「あぁ、寒いほど独り…

気分は私もSJC

下川さん(id:Emmaus)が突然設立を宣言したジョギングとウォーキング仲間の会「シュポ・ジョグ・クラブ2008(SJC)」がたちまちのうちに賛同者を得て賑やかになっています。私のところにも宣言直後にジョギング中の下川さんから携帯メールが来て、「おっと、…

加藤文太郎、植村直己

今日は「ブログを書かない日」と決めていたのですが、勢川さんのエントリーに背中を押されて出てきてしまいました。■危険な登山(2008年6月11日)何の話かというと新田次郎です。勢川さんが『孤高の人』と『強力伝』をとりあげていらっしゃいます。新田次郎…

楽しかった千葉、そして12月は横浜

このところ少し内蔵に疲れがたまっています。毎日飲み過ぎかもしれません。帰宅してもビールか、ワインかを摂取しないとどうしても気が済まない自分の生活のを振り返ると、量はたいしたことがないとはいえアルコール依存症の気が兆しているのを如実に感じま…

千葉シュポシュポ

■シュポ顛末記(『simpeA』2008年6月8日) 行ってきました、津田沼のテント酒場。いい雰囲気であっという間の数時間。主催者の金城さん、ありがとう。皆さん、お疲れ様。また、お会いしましょう!

今日、わたくしは千葉へ

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、そして本日わたくしは「千葉シュポシュポ」へ津田沼に参ります。おや? 間違えました。津田沼へ「千葉シュポシュポ」に、でした。 ところで、いったい「千葉シュポシュポ」っていったい何なんでしょう?

井戸端会議? 同人誌?

この1,2ヶ月の間にこのブログは急速にコミュニティ・メディア化が進んでいる感じがします。その種の話題が多くて、「誰に」ということで言えば、「お友達のAさん、Bさん相手に」という感じです。いちおう制度的には開かれてはいるけれども、常に具体的な読…

公開情報の価値

美崎薫さんの連載『Lifelog〜毎日保存したログから見えてくる個性』が4回目を迎え、だんだんと面白くなってきました。テーマは「ローカルにこだわる」。美崎さんは何故あそこまで自分に関する過去の情報こだわるのだろう、というのはずっと謎ですし、このブ…

小ささへの感慨

アルファブロガーなる人たちの文章はあまり読まないのだが、finalventさんには信頼できるものを常に感じているので、ときどき思い出したようにだが目にしている。彼のテキストに対して「下手だ」といった罵詈雑言が飛んだりすることがあると、この子は『共同…

少し離れただけで

先週ブログから離れていたために昨日の「シュンポシオン横浜」会場確保のお知らせは5日ぶりのエントリーだったのですが、二日と空けずに何かしらのメッセージをブログに書き込んでいただけに5日間何も書かないと奇妙な感じがします。それを強く感じたのは昨…

「シュンポシオン横浜」の会場が決定

エントリーがお済みの皆さん、エントリーしようかなとお考えの皆さん、どうか一緒にお喜びあれ。めでたく会場を予約、これで12月13日の「シュンポシオン横浜」は実施のめどが立ちました。今朝会場確保に行ってきました。 半年後の予約だし、そんなにたくさん…