2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

音楽にまつわる雑談を少々

今日は朝目が覚めたら良い天気で、思わず6時に家を出て港に写真を撮りに行ってきた。光がさんさんと降り注ぐ朝は気持ちよかったのだが、湿度の高いのには参った。1時間少々歩いただけで汗まみれである。写真帳の方に三上さんにコメントを頂き、その返事に同…

アメリカの宇宙人

長男の机の上にアーモンド型の真っ黒な目をした、緑色の可愛い宇宙人が乗っかっている。アメリカの小学校でいちばん仲がよかったお友達ハリーからかつてもらったプレゼントだ。小学生同士のプレゼントでキモかわいい宇宙人というのがアメリカ人らしい。 僕自…

アメリカの大地に広がる空間について

アメリカは広い。と思った。アメリカの印象をひと言で言うとそうなる。途轍もない広さをもってその国土は広がる。飛行機に乗って国内を移動しても、車に数時間乗ってレジャーに出かけても、その一点においてアメリカの印象はまったくぶれない。ある時、仕事…

ルーラル地域には銃がある

アメリカで住まった地域は幸いにして銃が日常に顔を出すような場所ではなかったので、その種の身の危険にはまったく遭遇せずにすんだが、アメリカでもっとも嫌なことの一つが銃社会という現実である。 歴史が銃の携帯を正当化する論理を生かすし、社会的・地…

アメリカの中の世界について

アメリカで数年暮らした当初、アメリカ人が「あのイタリア人が」だとか「彼はスウェーデン人だから」などという言い方をするのを聞いて、それはつまりAさんがイタリア系アメリカ人であり、Bさんがスウェーデン系アメリカ人であるということが最初分からなか…

アマオケでワーグナーの楽劇を聴く

今日は高校時代からの友人であるかわい君にお誘いいただいて東京アカデミッシェカペレというアマチュアオーケストラの定期公演を聴いてきた。彼自身アマチュアオケのトランペッターであるかわい君のお向かいに引っ越してきたご夫婦が、このオケのメンバーと…

トリプル一杯への苦情

コーヒーやビールの味はけっこう慣れるものだし、慣れるどころか、そちらの方がおいしいと思うところまで、いとも簡単に人の感覚は環境について行くものだと海外生活を通じて思い知った。変わっていないつもりで、いつの間にか変わっている。自分を自律的に…

地面が動いているのを疑うのは難しい

アメリカの競争社会の中で生活していても、慣れてくればそれが当たり前なので何とも感じない。日本からアメリカに渡った頃には「こんなもんまずくて飲めやしねえ」と毒づいていた薄いコーヒーが最後にはおいしくなるし、「コクがなくてサイダーみたいだ」と…

梅田望夫さんの「サバイバル」をめぐる雑感

梅田望夫さんが「サバイバル」をめぐってネット上の匿名の衆生とやりとりをしているのを読んだ。■サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか少し以前に札幌大学の三上先生が「梅田さんは日本の若者たちの「父親」の役回りを覚悟して引き受けているの…

岡島の成功に心躍る

松坂大輔が7回を無得点に抑え、1-0でレッドソックスがジャイアンツを破った16日のゲームは面白かった。松坂のピッチングは、相変わらず、いわゆる逆球が多かったが、ボンズを擁するジャイアンツ打線に点をやらなかったのは立派。それとともに、あるいはそれ…

スリッピー

さわやかな初夏の空気が流れ込んでくるような梅田望夫さんの文章を読んで、アメリカに駐在していた頃のことを思い出した。http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070611/p1小学校2年生でアメリカの現地校に通い始めた長男の現地への適応はことのほかたいへん…

フェティシズム

インターネットでアマチュアの写真ブログを見ていると、はて、この人は写真が好きなのか、それともカメラやレンズが好きなのかと思えるタイプの御仁がけっこういることに気がついた。こだわりは分からないではないが、僕について言えば大した写真も撮れない…

室内オーケストラの魅力

昨日、横浜のアマチュア合奏団、緑弦楽合奏団でモーツァルトのK516を聴いた話を昨日書いた。当日はその一曲前、休憩の直前にマーラーの交響曲第5番の第4楽章アダージェットが演奏された。モーツァルトの演奏では通常5人で演奏されるこの曲を二十数人の弦楽合…

緑弦楽合奏団の第21回定期演奏会を聴く

今年も緑弦楽合奏団の定期公演が青葉台のフィリアホールで開催された。同合奏団の指揮をするT君のお招きに預かり、4年連続で足を運んできた。 今年の演目にはビゼー「アルルの女」の例のメヌエット、マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲、…

あじさい寺

この週末は「あじさい寺」として有名な名月院に行こうと数日前から心に決めていた。先月初めて訪れたときにあじさいの葉っぱだらけの境内を見て、これが全部咲いたらさぞかし美しいだろうとつくづく思い知ったからだ。我が家から自転車で40分かからない。鎌…

世界で戦うのは楽じゃなさそう

前回のエントリーでFlickrのことを書きました。あれからも時間を作ってはFlickrを見ているのですが、ポストされている写真の質はやはりはんぱじゃないですね。玄人はだしというか、プロフィールを見ると実際にプロやプロの卵の人たちがたくさんいるようです…

初めてFlickrで遊んでみた

ネットのおかげで写真にはまりました。毎日のネット遊びの時間は、いま写真ブログとFlickr見物に入れ込んでおり、こちらの方に書き込みをする余裕があまりありません。フィルム現像に当たる事後の画面の調整とネットへのアップと、写真にはやってみるとなか…

鳩の成る木

我が家の最寄り駅を降り、高架の上に作られた改札口を出ると、そこはタイル張りのちょっとした広場になっている。正式名称はあると思うのだが、ほとんど誰もそんなものは気にとめていない。しかし、子どもたちの話を聞いていると、その場所は周囲の中学生た…

硬球は危ない

昨日の午後は高校生1年生になる息子の野球部の練習試合を見に行ってきた。お互い夏の地区大会で1回戦を勝ち上がれるかどうかというレベルのチーム同士だが、それでも間近に見る本物の野球はテレビで寝っ転がりながら見るメジャー以上の迫力がある。1回戦ボー…

踏切

「写真帳」のデザインを間違えて消してしまい、今日は修理に時間を取られてしまいました。写真にとって邪魔にならない色をと、ずっと黒地で通してきましたが、気分転換に新たな意匠は「白」にしてみました。もう少しHTMLやCSSの知識があれば、いろいろといじ…

漁網

3週間前に鎌倉の材木座海岸で撮った写真のうちの一枚です。湘南の海は海本来の清々しさと観光地のキッチュさとが入り交じり合った不思議な場所です。三つ子の魂は抜きがたいもので、私には子どもの頃に出会った玄界灘の海が本当の海で、湘南の佇まいや黒っぽ…