2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

先は長い

パソコンが2台壊れて、生き残った2世代前のやたら遅いLibrettoは、宿題に買い物にと家人の間をいったりきたり。モノが帰ってくるのに下手をしたら1ヶ月近くかかりそうで、しばらくブログの更新は"ときどき"ということになりそう。少し遠ざかってみると、誰に…

手も足も出ず

2台所有するパソコンが相次いで故障の事態と相成りました。1台はハードディスクがいかれた可能性が強く、ここ3週間ほど撮りためたバックアップ前の写真が消失するのがちょっと痛い。しばらくの期間ブログの更新が滞る旨、併せてお知らせ申し上げます。

モーツァルトが求めていたもの

高橋英夫さんの『疾走するモーツァルト』は、「ハイドン・セット」の分析から始まる。傑作の誉れ高い「ハイドン・セット」は、弦楽四重奏というジャンルの創始者であり、音楽の師と仰ぐハイドンにモーツァルトが捧げた6つの弦楽四重奏曲の通称である。小林…

高橋英夫『疾走するモーツァルト』

高橋英夫さんの『疾走するモーツァルト』は1987年の出版で、近頃、講談社学術文庫で文庫化されたばかり。僕はたまたま神保町で古本を入手し読んだ。 高橋英夫さんの著作を読むこと自体初めてで、この仕事が高橋さんの仕事の中でどういう位置を占めているのか…

梅田さんによるともっとも過激な連中が保守本流らしい

この数日、ブログでは音楽の話ばかり書いているのだが、オフの時間は頭が音楽になっている一種の躁状態。素人の音楽談義なんか面白くないだろうと、ブログを書き始めた当初は遠慮しながら文字にしていた音楽話だが、先日、三上さんとmmpoloさんと歓談した際…

mmpoloさんの銀座

mmpoloさん(id:mmpolo)と銀座を歩くのは無茶面白かったぞ。 すでに三上さんがお書きになっているとおり、先週、半日休みを取って、mmpoloさんと三上さんの銀座の画廊巡りにくっついて歩いた。■銀座巡礼(『三上のブログ』2007年2月13日) 三上さんは初めてだ…

「好きな演奏/嫌いな演奏」と「よい演奏/悪い演奏」

昨日、演奏会批評に対する、あるナイーブな読者の反応を俎上に載せた。いつもなら枕につかう部分をネタとしてぽんと放り出してみた格好で、読んでいただいている方には少し失礼な気もするが、昨日のタイトル「演奏批評はときに人を不幸にする」は一種の皮肉…

演奏批評はときに人を不幸にする

『音楽の友』だったか、『レコード芸術』だったか、はたまた『音楽現代』だったか忘れましたが、音楽雑誌にこんな内容の投書が掲載されていたことがあります。たぶん30年近く前の話。 私はこの前生まれて初めてオーケストラのコンサートに行きました。その演…

ダサイのはオーケストラ

昨日のブログで子供にクラシック音楽が受けない話を書いたが、これは実際には但し書き付きと言わねばならない。正確にはオーケストラ音楽が受けないのだ。 末の息子は赤ん坊の頃から大の音楽好きでピアノを弾く。大好きなのはEXILEやCHEMISTRYなどのJ-POPだ…

クラシック音楽ファン

NHKの番組紹介でサヴァリッシュやホルスト=シュタインなど名誉指揮者がNHK交響楽団を振った古い演奏会のビデオをまとめて放送すると宣伝していたので、ごく短い時間だが思わず見入ってしまったら、3人いる子どもたちが口々に馬鹿にする。小さい頃はステレオ…

逃走の先

『三上のブログ』の三上さんが“国家安全保障"絡みの議論を闘わせる夢をご覧になっていた(■「初夢」(『三上のブログ』2007/2/11))ちょうどその頃、僕はある方のビジネスの実践について話を聞いていた。僕より年格好は一回り若いが、知性といい、人生に対…

港北区民交響楽団の第九を聴く

横浜のアマチュア・オーケストラ、港北区民交響楽団の20周年記念第39回定期演奏会を聴く。創設メンバーであるトランペッターのかわい君のお招きに預かり、桜木町のみなとみらいホールに出かけた。プログラムはベートーヴェンの「レオノーレ第3番」と「第九」…

有朋自来遠方

『三上のブログ』の三上さんが札幌から上京されました。夜はmmpoloさんと3人で焼酎を片手に歓談数刻。写真は銀座・歌舞伎座前を散策中の三上さんです。

神保町をぶらり

帰宅途中、遠回りをして神保町をちょっとだけ散策した。古本屋めぐりの趣味はないが、神保町に行くと、そうしたくなる人の気持ちがそれなりに分かる。だんだんそんな気持ちが強くなってくるようだ。 『三上のブログ』の三上さんが、アメリカに滞在を契機に蔵…

アンスネスのピアノ・リサイタルを聴く

モザイク・クァルテット以来、久しぶりのプロのコンサートはレイフ・オフェ・アンスネスのピアノ・リサイタル。ノルウェーから出てきた人気若手ピアニストだ。(2月6日 銀座・王子ホール) http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2006/20070206.htm アンスネ…

吉本隆明を読んで学んだことは

僕が吉本隆明さんを読んで自分なりに理解したことは、簡単に言うとつまりこういうことだ。人は自分にとって便益を得るために行為を行う。働いたり、喋ったり、表現したりする。そして、それがその人にとって便益であることの意味は、その人が所属している集…

正義を語る人は気持ち悪い

大学に入ったときに高校の先輩に勧められて読書サークルに入った。出身高校の先輩が何人かいるということで、まぁいいかなあと軽いノリで入会したが長続きしなかった。そこでは僕のような一年生のくせに生意気な口をきくヤツを心の底から気にくわない年長者…