共存する

人の心は容易に千々に乱れ、安定を知らない。Aに執心すると思えばBに心動かされ、Cに何かを見出したかと思えばDが道であるかのように感じられる。複数の人格とまでは言わないとしても、一人の人の心のなかにいくつもの嗜好や主義が混じっているのは実は至極当たり前のことなのかもしれない。それらの間で如何に折り合いをつけるか。共存を図っていくか。というようなことをちらと考えたりする。